トリガーおよびカスケード制約の無効化

ターゲット表のトリガー、カスケード削除制約、カスケード更新制約を無効にするか、これらを変更してOracle GoldenGateデータベース・ユーザーによる変更が無視されるようにします。Oracle GoldenGateでは、トリガーまたはカスケード制約の結果として生成されるDMLがレプリケートされます。同じトリガーや制約がターゲット表でアクティブになった場合、レプリケートされたバージョンのために重複となり、データベースでエラーが返されます。ソース表にemp_srcsalary_src、ターゲット表にemp_targsalary_targを使用している次の例について考えます。

  • emp_srcに削除が発行されます。
  • それによって、削除がsalary_srcにカスケードされます。
  • Oracle GoldenGateが、両方の削除をターゲットに送信します。
  • 親削除が最初に到達し、emp_targに適用されます。
  • 親削除によって、削除がsalary_targにカスケードされます。
  • salary_srcのカスケードされた削除が、salary_targに適用されます。
  • 行はステップ5で削除され、見つかりません。