INFO ER
INFO ERコマンドは、複数のExtractおよびReplicatグループを1つのユニットとして関連する情報を取得する場合に使用します。ワイルドカードとともに使用すると、その条件を満たすすべてのExtractおよびReplicatグループにコマンドを適用します。次の情報が返されます。
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Extractのステータス(
STARTING、RUNNING、STOPPEDまたはABENDED)。STARTINGは、プロセスは開始していますが、処理用のチェックポイント・ファイルはまだロックされていないことを示します。 -
おおよそのExtractラグ。
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チェックポイント情報。
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プロセス実行履歴。
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Extractの書込み先の証跡。
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統合キャプチャのアップグレードまたはダウングレードのステータス
INFO ERを発行すると、プロセスは実行中または停止になります。実行中のプロセスでは、RUNNINGのステータスが次のいずれかを意味します。 -
アクティブ: 実行中および処理中(または処理可能な)データ。これは、プロセス開始後のプロセスの通常の状態です。
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一時停止: プロセスは実行中ですが、
EVENTACTIONS SUSPENDアクションにより一時停止しました。一時停止状態では、プロセスはアクティブではなく、データを処理できませんが、現在の実行の状態は保持され、RESUMEオプションを指定したSENDコマンドを発行すると続行できます。INFOコマンドでのRBAは、一時停止アクションの前の最新のチェックポイント位置を表します。状態がアクティブか一時停止かを確認するには、SENDコマンドをSTATUSオプションとともに発行します。
Admin Client構文
INFO ER group_wildcard
[, SHOWCH checkpoints-number]
[, DETAIL]
[, TASKS]
[, ALLPROCESSES]
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group_wildcard -
コマンドを適用するグループのワイルドカード指定。Oracle GoldenGateは、内部記憶域を自動的に増やして最大100,000のワイルドカード・エントリを追跡します。
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SHOWCH checkpoint-number -
基本コマンドでは、現在のExtractチェックポイントの情報を表示します。正確なチェックポイントの位置は、データ・ソースの読取りチェックポイントとトレイルの書込みチェックポイントで構成されます。トレイル・タイプ(
RMTTRAILまたはEXTTRAIL)にも注意してください。必要に応じて、チェックポイント番号の値を指定して、指定した数の以前のチェックポイントと現在のチェックポイントを含めます。
ノート:
出力に不規則なインデントおよび空白が表示されることがあります。これは正常な出力で、情報の正確性に影響はありません。 -
DETAIL -
Extractの実行履歴を表示します。これには、データ・ソースの開始ポイントおよび終了ポイント(時刻形式)とExtractの書込み先の証跡が含まれます。
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TASKS -
Extractタスクのみを表示します。ワイルドカード引数で指定したタスクは、
INFO EXTRACTでは表示されません。 -
ALLPROCESSES -
タスクを含むすべてのExtractグループを表示します。
例
INFO ER *
Extract EXTE Last Started 2022-06-07 07:33 Status RUNNING
Description east
Checkpoint Lag 00:00:00 (updated 00:00:05 ago)
Process ID 60782
Log Read Checkpoint Oracle Integrated Redo Logs
2022-09-05 23:17:19
SCN 0.89996333 (89996333)
Settings Profile Default
Encryption Profile LocalWallet
Replicat REPE Last Started 2022-06-15 03:45 Status RUNNING
Description east
INTEGRATED
Parallel
Checkpoint Lag 00:00:00 (updated 00:00:08 ago)
Process ID 96740
Log Read Checkpoint File east/ea000000009
2022-09-05 23:17:19.808198 RBA 9382
Settings Profile Default
Encryption Profile LocalWallet