SET INSTANTIATION CSN
SET INSTANTIATION CSN
を使用すると、ターゲット・データベース上でインスタンス化CSNを手動で設定できます。このコマンドにはDBLOGIN
が必要です。ReplicatがDBOPTIONS ENABLE_INSTANTIATION_FILTERING
オプションを使用して、Oracleデータ・ポンプのインポートのインスタンス化情報を持たないオブジェクトがある場合に、指定されたCSN未満のレコードをフィルタ処理で除外できるようにします。@FILTER(@GETENV('TRANSACTION','CSN')
を指定する方法の代用です。
インスタンス化SCNフィルタリングを有効にするには、次を実行する必要があります。
-
Replicatパラメータ・ファイルに
DBOPTIONS ENABLE_INSTANTIATION_FILTERING
が含まれている必要があります。 -
インスタンス化SCNが各表のターゲット・データベースに設定されている必要があります。
これを行うには、次の2つの方法のいずれかを使用します。
Oracleデータ・ポンプのエクスポートの前に
ADD TRANDATA PREPARECSN
またはADD SCHEMATRANDATA PREPARECSN
を使用して表がソース・データベースで準備されている場合は、インポート時にOracleデータ・ポンプによってソースSCNが自動的に設定されます。または
このコマンドを使用して、ターゲット・データベースでインスタンス化ソースSCNを手動で設定します。
構文
SET INSTANTIATION CSN csn FOR [schema.]table FROM source-database-name
例
SET INSTANTIATION CSN 12345678 FOR hr.employees FROM orcl.com