アクティブな構成への別のReplicatグループの追加

この手順では、既存のReplicatグループに新規Replicatグループを追加します。新規Replicatは、元のReplicatと同じ証跡から読取りを行います。

特定の表でのトランザクションの分離やパフォーマンスの向上の目的で、Replicatがクラシック・モードで構成されている場合、複数のReplicatグループが必要になることがあります。同じReplicatグループ内の複数の処理スレッド間でワークロードを分割できるため、調整Replicatを使用している場合は、通常、複数のReplicatグループは必要ありません。Replicatのモードの詳細は、「オンラインReplicatグループの作成」 を参照してください。

ステップはソース・システムとターゲット・システムで実行します。

  1. 新規グループの名前を選択します。
  2. ターゲット・システムでGGSCIを実行します。
  3. 新規Replicatグループのパラメータ・ファイルを作成します。
    EDIT PARAMS group
    

    ノート:

    元のパラメータ・ファイルをコピーしてこのグループで使用できますが、必ずReplicatグループ名を変更し、この新規グループに適用される他のすべての関連パラメータを変更してください。

  4. MAP文を追加して(またはコピーした文を編集して)、このグループに追加または移動する表を指定します。このグループが調整Replicatグループである場合、適切なスレッド指定を含めます。
  5. パラメータ・ファイルを保存して閉じます。
  6. ソース・システムで、GGSCIを実行します。
  7. Extractグループを停止します。
    STOP EXTRACT group
    
  8. EOFに到達して処理するレコードがなくなったことを示すメッセージがレポートされるまで、古いReplicatグループに対してINFO REPLICATコマンドを発行し続けます。
    INFO REPLICAT group
    
  9. ターゲット・システムで、Replicatの古いパラメータ・ファイルを編集して、新規Replicatグループに移動した表を指定しているMAP文を削除します。このReplicatで処理を続けるMAP文のみを残します。
  10. ファイルを保存して閉じます。
  11. EOFに到達して処理するレコードがなくなったことを示すメッセージがレポートされるまで、古いReplicatグループに対してINFO REPLICATコマンドを発行し続けます。
    INFO REPLICAT group
    
  12. 現在のReplicatチェックポイントを取得します。

    INFO REPLICAT group

  13. 古いReplicatグループを停止します。調整Replicatを停止している場合、すべてのスレッドが同じ証跡レコードで停止するように、停止がクリーンであることを確認します。
    STOP REPLICAT group
    
  14. 新しいReplicatの位置を、古いReplicatグループと同じ証跡順序番号およびRBAに変更します

    ALTER REPLICAT group, EXTSEQNO seqno, EXTRBA rba

    seqnoは、古いグループのチェックポイントからの証跡順序番号で、rbaは古いグループのチェックポイントからの証跡レコードのRBA番号です。

  15. 新規Replicatグループを追加します。EXTTRAILでは、このReplicatグループが読み取る証跡を指定します。
    ADD REPLICAT group, EXTTRAIL trail
    

    たとえば:

    ADD REPLICAT rep, EXTTRAIL dirdat/rt
    
  16. INFORM COMMANDを発行し、表示された証跡ファイル順序番号およびRBAにReplicatを変更します。
    INFORM COMMAND
    
  17. ソース・システムで、Extractグループを起動します。
    START EXTRACT group
    
  18. ターゲット・システムで、古いReplicatグループを起動します。
    START REPLICAT group
    
  19. 新規Replicatグループを起動します。
    START REPLICAT group