データのフィルタリングおよび変換の最適化
大量のデータ・フィルタリングまたはデータ変換によって、処理のオーバーヘッドが追加されます。システム上の他のプロセスにおけるこのオーバーヘッドの影響を最小限にするための推奨事項を、次に示します。
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プライマリExtractをデータのフィルタおよび変換に使用しないでください。データ取得専用にします。これにより、パフォーマンスは向上し、それらのアクティビティによって生じるプロセスの障害に対して脆弱ではなくなります。目的は、プライマリExtractプロセスが実行中であり、トランザクション・ボリュームに対応していることを確認することです。
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フィルタリングおよび変換を実行するために、Replicatまたはデータ・ポンプを使用します。次のいずれかの構成を考慮します。
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システムがオーバーヘッドを許容できる場合、ソースでデータ・ポンプを使用します。この構成は、使用されるネットワーク帯域幅が少ないため、フィルタリングされるデータのボリュームが大きい場合に適しています。フィルタリングされたデータのみがターゲットに送信され、これはセキュリティの考慮事項にも役立ちます。
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中間システムでデータ・ポンプを使用します。この構成はソース・システムおよびターゲット・システムにオーバーヘッドがない状態を保持しますが、フィルタリングされていないデータがソース・システムから中間システムに送信されるため、ネットワーク帯域幅が多く使用されます。
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システムがオーバーヘッドを許容できる場合、および大量のフィルタリングされていないデータを送信するのに十分なネットワーク帯域幅がある場合、ターゲットでデータ・ポンプまたはReplicatを使用します。
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システム・リソースに制限がある場合、最も適切ではない選択肢は、ExtractとReplicat間でフィルタリングと変換の操作を分けることです。