AUTORESTART

適用対象

管理サーバー・プロファイル

説明

障害が発生してABENDEDステータスになった場合に、1つ以上のExtractまたはReplicatプロセスが自動的に再起動されるようにするには、AUTORESTARTパラメータを使用します。

Classic Architectureの場合、ExtractまたはReplicatプロセスが異常終了した場合は、これらのプロセスを手動で再起動するか、Managerパラメータ・ファイルでAUTORESTARTパラメータを使用する必要があります。

MAの場合は、管理クライアントまたはWeb UIからユーザー・プロファイルを追加します。次の例では、ユーザー・プロファイルcriticalextnという名前のExtractグループに追加されます。

ADD PROFILE critical AUTORESTART RETRIES 1 WAITSECONDS 0 RESETSECONDS 0 DISABLEONFAILURE NO
--Add the profile to EXTRACT/REPLICAT
ALTER EXTRACT extn PROFILE critical

AUTORESTART文は、同一のパラメータ・ファイル内で複数回使用できます。

PASSIVEモードで作成されたExtractグループにこのパラメータを適用するには、関連付けられている別名Extractグループが存在するターゲット・システム上のManagerに対してこのパラメータを使用します。Oracle GoldenGateは、ソース・システムに起動コマンドを送信します。パッシブExtractグループに対してローカルで使用すると、AUTORESTARTは無視されます。

Managerは、再起動時に順序が正しくないトランザクションを検出すると、Extractを再起動しません。かわりに警告を出し、SEND EXTRACTETROLLOVERオプションを使用してトレイルを次のファイルに切り替え、エラーの原因のトランザクションをスキップするよう通知します。

AUTORESTARTは、最後に更新されたステータスがSTOPPEDであったプロセスを再起動しません。

デフォルト

プロセスを自動再起動しません。

構文

AUTORESTART {EXTRACT | REPLICAT | ER} group_name
[, RETRIES number]
[, WAITMINUTES minutes]
[, RESETMINUTES minutes]
[, RESETSECONDS seconds]
EXTRACT

Extractを自動的に再起動します。

REPLICAT

Replicatを自動的に再起動します。

ER

ExtractとReplicatを自動的に再起動します。

group_name

1つのグループ名、または複数のグループを指定するワイルドカード。ワイルドカードを使用する場合、Oracle GoldenGateは、PASSIVEモードのものを除き、ワイルドカードの条件を満たす、指定されたプロセス・タイプのローカル・システム上のすべてのグループを起動します。

RETRIES number

再試行を中止するまでManagerがプロセスの再起動を試行する最大回数。デフォルトの再試行回数は2です。Managerがプロセスの再起動を試みた最初の1回は再試行回数にカウントされません。そのため、Managerによって実行された再試行回数は、再試行回数に指定された値より1回多くなります。たとえば、再試行の数が2の場合、Managerがプロセスの再起動を試みるのは3回です。

WAITMINUTES {minutes }

異常終了したプロセスの検出からプロセスの再起動までの待機時間(分)。このオプションは、必要なリソースが利用可能になるまで、または他のイベントが発生するまで再起動を遅延させるために使用します。デフォルトの遅延は2分です。

RESETMINUTES | RESETSECONDS {minutes | seconds}

再試行回数をカウントする時間枠(分または秒)。デフォルトは120分(2時間)または7200秒です。この時間が過ぎると、再試行回数は0に戻されます。

次の例では、Managerは、1時間の時間枠内に処理に失敗したすべてのExtractプロセスの再起動を3回試行します。各再試行の前に5分待機します。

AUTORESTART EXTRACT *, RETRIES 3, WAITMINUTES 5, RESETMINUTES 60

Microservicesを使用してAUTORESTARTを設定する場合は、『Oracle GoldenGate Microsevicesドキュメント』管理対象プロセスを参照してください。