INITIALLOADOPTIONS

適用対象

PostgreSQL向けの初期ロードExtract用のOracle GoldenGate 21c (21.8.0)リリース以上。

説明

このパラメータは、初期ロードExtractに対して正確なインスタンス化を有効にするために使用します。これにより、アプリケーション停止時間なしで初期データをインスタンス化できるようになります。正確なインスタンス化は、トランザクション・ログに関してデータベースの整合ポイントを作成すること、つまり、LSNなどのトランザクション・ログ位置によって特定できるようにすることで実現します。初期ロードExtractでは、その整合ポイントまで、すでにコミットされているデータセットが読み取られます。その整合ポイントより後の変更は、初期ロードExtractによって取得されません。CDC Extractを併用すると、正確なインスタンス化のLSNより後のトランザクションを取得できます。

スナップショット分離レベルの問合せは、トランザクションが開始されるまでにコミットされたデータを返します。トランザクションの開始後のコミットされていない変更は無視されます。

デフォルトでは、正確なインスタンス化は無効になっています。正確なインスタンス化を有効にするには、オンライン・ロードExtractパラメータを構成するときにINITIALLOADOPTIONSパラメータをUSESNAPSHOTオプションを指定して使用します。

構文

INITIALLOADOPTIONS USESNAPSHOT

初期ロードExtractパラメータ・ファイル内でUSESNAPSHOTオプションを指定してこのパラメータを使用する例を示します。初期ロードExtractの名前はextinitです。
EXTRACT extinit
INITIALLOADOPTIONS USESNAPSHOT
SOURCEDB psql_src USERID ggadmin PASSWORD Welcome 
EXTFILE dirdat/ei, MEGABYTES 500, PURGE
TABLE public.*;

実装ステップの詳細は、PostgreSQLの初期ロードExtractの追加を参照してください。