インストール・ガイド
次の手順では、単一のKubernetesクラスタにVerrazzanoをインストールする方法を示します。
前提条件
インストールの準備
Verrazzanoをインストールする前に、Kubernetesプラットフォームの準備に関する手順を参照してください。
ノート: Verrazzanoは、ポッドがネットワーク通信に使用するポートおよびプロトコルを制限するために使用できるネットワーク・ポリシーを作成できます。ネットワーク・ポリシーによって追加のセキュリティが提供されますが、適用するKubernetes Container Network Interface (CNI)プラグイン(Calicoなど)をインストールした場合のみ適用されます。CNIプラグインのインストール手順については、Kubernetesクラスタのドキュメントを参照してください。
Verrazzanoプラットフォーム・オペレータのインストール
Verrazzanoは、Verrazzanoインストールのライフサイクルを管理するためのプラットフォーム・オペレータを提供します。Verrazzanoカスタム・リソースを使用して、Verrazzanoインストールのインストール、アンインストールおよびアップグレードを行うことができます。
Verrazzanoプラットフォーム・オペレータをインストールするには:
-
Verrazzanoプラットフォーム・オペレータをデプロイします。
$ kubectl apply -f https://github.com/verrazzano/verrazzano/releases/download/v1.0.4/operator.yaml
-
デプロイが完了するまで待ちます。
$ kubectl -n verrazzano-install rollout status deployment/verrazzano-platform-operator deployment "verrazzano-platform-operator" successfully rolled out
-
オペレータ・ポッドが正しく定義され、実行中であることを確認します。
$ kubectl -n verrazzano-install get pods NAME READY STATUS RESTARTS AGE verrazzano-platform-operator-59d5c585fd-lwhsx 1/1 Running 0 114s
インストールの実行
Verrazzanoでは、開発(dev
)、本番(prod
)および管理対象クラスタ(managed-cluster
)といったインストール・プロファイルがサポートされています。プロファイルの詳細は、インストール・プロファイルを参照してください。
このページでは、次のものを使用した基本的なVerrazzanoインストールの作成方法を示します:
- 開発(
dev
)インストール・プロファイル - ワイルドカードDNS。DNSはnip.io(デフォルト)によって提供されます
ノート
dev
プロファイルは自己署名証明書をインストールするため、VerrazzanoをmacOSにインストールすると、「接続はプライベートではありません」と表示されます。回避策は、このFAQを参照してください。
Verrazzano構成オプションの詳細は、Verrazzanoカスタム・リソース定義を参照してください。
その他のDNSオプションを使用するには、DNSのカスタマイズのページで詳細を参照してください。
Verrazzanoのインストール
前の項の説明に従ってVerrazzanoインストールを作成するには、次のコマンドを実行します:
$ kubectl apply -f - <<EOF
apiVersion: install.verrazzano.io/v1alpha1
kind: Verrazzano
metadata:
name: example-verrazzano
spec:
profile: ${VZ_PROFILE:-dev}
EOF
$ kubectl wait \
--timeout=20m \
--for=condition=InstallComplete verrazzano/example-verrazzano
前述の例で別のプロファイルを使用するには、VZ_PROFILE
環境変数をインストール対象のプロファイルの名前に設定します。
インストールのコンソール・ログ出力をモニターするには:
$ kubectl logs -n verrazzano-install \
-f $(kubectl get pod \
-n verrazzano-install \
-l job-name=verrazzano-install-example-verrazzano \
-o jsonpath="{.items[0].metadata.name}")
インストールの検証
Verrazzanoは複数のオブジェクトを複数のネームスペースにインストールします。verrazzano-system
ネームスペースでは、Running
状態のすべてのポッドでVerrazzanoが稼働中であることは必ずしも保証されませんが、そうであることを示している可能性は高いです。
$ kubectl get pods -n verrazzano-system
coherence-operator-controller-manager-7557bc4c49-7w55p 1/1 Running 0 27h
fluentd-fzmsl 1/1 Running 0 27h
fluentd-r9wwf 1/1 Running 0 27h
fluentd-zp2r2 1/1 Running 0 27h
oam-kubernetes-runtime-6ff589f66f-r95qv 1/1 Running 0 27h
verrazzano-api-669c7d7f66-rcnl8 1/1 Running 0 27h
verrazzano-application-operator-b5b77d676-7w95p 1/1 Running 0 27h
verrazzano-console-6b469dff9c-b2jwk 1/1 Running 0 27h
verrazzano-monitoring-operator-54cb658774-f6jjm 1/1 Running 0 27h
verrazzano-operator-7f4b99d7d-wg7qm 1/1 Running 0 27h
vmi-system-es-master-0 2/2 Running 0 27h
vmi-system-grafana-74bb7cdf65-k97pb 2/2 Running 0 27h
vmi-system-kibana-85565975b5-7hfdf 2/2 Running 0 27h
vmi-system-prometheus-0-7bf464d898-czq8r 4/4 Running 0 27h
weblogic-operator-7db5cdcf59-qxsr9 1/1 Running 0 27h
(オプション)サンプル・アプリケーションの実行
サンプル・アプリケーションについては、こちらを参照してください。