ToDo List

WebLogicコンポーネントを含むサンプル・アプリケーション

始める前に

  • インストールの手順に従って、Verrazzanoをインストールします。
  • サンプル・イメージをダウンロードするには、まずライセンス契約に同意する必要があります。
    • ブラウザで、https://container-registry.oracle.com/に移動してサインインします。
    • example-todoおよびweblogicを検索します。
    • それぞれに対して、次を行います:
      • 結果の中でイメージ名を選択します。
      • ドロップダウン・メニューから、ご使用の言語を選択し、「続行」をクリックします。
      • 次に、ライセンス契約を読み、同意してください。

ノート: ToDo Listサンプル・アプリケーションのデプロイメント・ファイルは、<VERRAZZANO_HOME>/examples/todo-listにあるVerrazzanoプロジェクトに含まれています(<VERRAZZANO_HOME>はVerrazzanoプロジェクトのルートです)。

このドキュメントのすべてのファイルとパスは、<VERRAZZANO_HOME>/examples/todo-listからの相対パスです。

ToDo Listアプリケーションのデプロイ

ToDo Listは、WebLogicコンポーネントを含むサンプル・アプリケーションです。このアプリケーションの詳細およびソース・コードについては、Verrazzanoの例を参照してください。

  1. ToDo Listサンプルのネームスペースを作成し、ネームスペースがVerrazzanoによって管理されることを示すラベルを追加します。

    $ kubectl create namespace todo-list
    $ kubectl label namespace todo-list verrazzano-managed=true istio-injection=enabled
    
  2. docker-registryシークレットを作成して、レジストリからToDo Listサンプル・イメージを取得できるようにします。

    $ kubectl create secret docker-registry tododomain-repo-credentials \
            --docker-server=container-registry.oracle.com \
            --docker-username=YOUR_REGISTRY_USERNAME \
            --docker-password=YOUR_REGISTRY_PASSWORD \
            --docker-email=YOUR_REGISTRY_EMAIL \
            -n todo-list
    

    YOUR_REGISTRY_USERNAMEYOUR_REGISTRY_PASSWORDおよびYOUR_REGISTRY_EMAILを、レジストリへのアクセスに使用する値に置き換えます。

  3. WebLogicドメインのシークレットを作成およびラベル付けします:

    # Replace the values of the WLS_USERNAME and WLS_PASSWORD environment variables as appropriate.
    $ export WLS_USERNAME=<username>
    $ export WLS_PASSWORD=<password>
    $ kubectl create secret generic tododomain-weblogic-credentials \
        --from-literal=password=$WLS_PASSWORD \
        --from-literal=username=$WLS_USERNAME \
        -n todo-list
    
    $ kubectl create secret generic tododomain-jdbc-tododb \
        --from-literal=username=$WLS_USERNAME \
        --from-literal=password=$WLS_PASSWORD \
        -n todo-list
    
    $ kubectl -n todo-list label secret tododomain-jdbc-tododb weblogic.domainUID=tododomain
    

    ToDo Listサンプル・アプリケーションは、特定のシークレット名を使用するように事前構成されています。このアプリケーションのソース・コードについては、Verrazzanoの例を参照してください。

  4. アプリケーションをデプロイするには、サンプル・リソースを適用します。

    $ kubectl apply -f https://raw.githubusercontent.com/verrazzano/verrazzano/v1.1.2/examples/todo-list/todo-list-components.yaml
    $ kubectl apply -f https://raw.githubusercontent.com/verrazzano/verrazzano/v1.1.2/examples/todo-list/todo-list-application.yaml
    
  5. ToDo Listアプリケーションの準備ができるまで待ちます。ポッドのリストおよび出力の検査によって進行状況をモニターするか、kubectl waitコマンドを使用できます。成功するまで、kubectl waitコマンドを複数回繰り返す必要がある場合があります。tododomain-adminserverポッドが作成されてReadyになるまで時間がかかる場合があります。

    $ kubectl get pods -n todo-list
    
    # -or- #
    
    $ kubectl wait pod \
       --for=condition=Ready tododomain-adminserver \
       -n todo-list
    
  6. アプリケーション用に生成されたホスト名を取得します。

    $ HOST=$(kubectl get gateways.networking.istio.io \
         -n todo-list \
         -o jsonpath='{.items[0].spec.servers[0].hosts[0]}')
    $ echo $HOST
    
    # Sample output
    todo-appconf.todo-list.10.11.12.13.nip.io
    
  7. istio-ingressgatewayサービスのEXTERNAL_IPアドレスを取得します。

    $ ADDRESS=$(kubectl get service \
         -n istio-system istio-ingressgateway \
         -o jsonpath='{.status.loadBalancer.ingress[0].ip}')
    $ echo $ADDRESS
    
    # Sample output
    10.11.12.13
    
  8. ToDo Listアプリケーションにアクセスします:

    • コマンドラインの使用

      # The expected response of this query is the HTML of a web page
      $ curl -sk \
         https://${HOST}/todo/ \
         --resolve ${HOST}:443:${ADDRESS}
      

      nip.ioを使用している場合は、--resolveを含める必要はありません。

    • ブラウザによるローカル・テスト

      一時的に、/etc/hostsファイル(MacまたはLinuxの場合)またはc:\Windows\System32\Drivers\etc\hostsファイル(Windows 10の場合)を変更して、ホスト名をイングレス・ゲートウェイのEXTERNAL-IPアドレスにマップするエントリを追加します。たとえば:

      10.11.12.13 todo.example.com
      

      その後、ブラウザでhttps://todo.example.com/todoからアプリケーションにアクセスできます。

      nip.ioを使用している場合は、HOST変数(https://${HOST}/todoなど)を使用してブラウザでアプリケーションにアクセスできます。プロキシを使用する場合は、*.nip.ioNO_PROXYリストに追加する必要がある場合があります。

    • 独自のDNS名の使用

      • 独自のDNS名をイングレス・ゲートウェイのEXTERNAL-IPアドレスにポイントします。

      • この場合、ToDo Listアプリケーションをデプロイする前に、todo-list-application.yamlファイルを編集してhostsセクション(yourhost.your.domainなど)で適切な値を使用する必要があります。

      • その後、ブラウザを使用してhttps://<yourhost.your.domain>/todo/でアプリケーションにアクセスできます。

        ブラウザでアプリケーションにアクセスすると、「Derek's ToDo List」ページが開き、編集フィールドと「Add」ボタンでタスクを追加できます。

  9. デプロイしたToDo Listアプリケーションに関連付けられた様々なエンドポイントを使用して、ログやメトリックなどをさらに調査できます。ここの指示に従ってアクセスできます。

WebLogic Server管理コンソールにアクセスします

kubectlを実行しているマシンからコンソールにアクセスするには:

  1. ポート転送を設定します。

    $ kubectl port-forward pods/tododomain-adminserver 7001:7001 -n todo-list
    

    ノート: OCI Cloud Shellを使用してkubectlを実行する場合、ポート転送を使用してコンソールにアクセスするには、別のマシンでkubectlを実行する必要があります。

  2. ブラウザからWebLogic Server管理コンソールにアクセスします。

    http://localhost:7001/console
    

トラブルシューティング

  1. アプリケーション構成、ドメインおよびイングレス・トレイトがすべて存在することを確認します。

    $ kubectl get ApplicationConfiguration -n todo-list
    
    # Sample output
    NAME           AGE
    todo-appconf   19h
    
    $ kubectl get Domain -n todo-list
    
    # Sample output
    NAME          AGE
    todo-domain   19h
    
    $ kubectl get IngressTrait -n todo-list
    
    # Sample output
    NAME                           AGE
    todo-domain-trait-7cbd798c96   19h
    
  2. WebLogic管理サーバーおよびMySQLポッドが作成され、実行中であることを確認します。これには数分かかります。

    $ kubectl get pods -n todo-list
    
    # Sample output
    NAME                     READY   STATUS    RESTARTS   AGE
    mysql-5c75c8b7f-vlhck    2/2     Running   0          19h
    tododomain-adminserver   4/4     Running   0          19h
    

アプリケーションのアンデプロイ

  1. アプリケーションをアンデプロイするには、ToDo List OAMリソースを削除します。

    $ kubectl delete -f https://raw.githubusercontent.com/verrazzano/verrazzano/v1.1.2/examples/todo-list/todo-list-application.yaml
    $ kubectl delete -f https://raw.githubusercontent.com/verrazzano/verrazzano/v1.1.2/examples/todo-list/todo-list-components.yaml
    
  2. アプリケーション・ポッドの終了後にネームスペースtodo-listを削除します。WebLogicドメイン用に作成されたシークレットも削除されます。

    $ kubectl delete namespace todo-list