クイック・スタート
クイック・スタートは、Kubernetesクラスタがすでにインストールされていることを前提としています。VerrazzanoをインストールするためのKubernetesプラットフォームの準備の詳細は、プラットフォームの設定を参照してください。インストール手順の詳細は、インストレーション・ガイドを参照してください。
ノート: クラスタを作成した直後の場合、ノードがReadyステータスになるまで待ってから、Verrazzanoをインストールする必要があります。
Verrazzanoを稼働させるのは簡単で、1 - 2 - 3の順に実行するだけです:

1. CLIのインストール
Verrazzanoコマンドライン・ツールvzは、LinuxおよびMacシステムで使用できます。
目的のバイナリを「リリース」ページからダウンロードします。
たとえば、Linux AMD64マシン向けの最新リリースをダウンロードするには:
    $ curl -LO https://github.com/verrazzano/verrazzano/releases/download/v1.5.7/verrazzano-1.5.7-linux-amd64.tar.gz
vzバイナリの解凍およびコピー
  $ tar xvf verrazzano-1.5.7-linux-amd64.tar.gz
次のコマンドはrootとして実行する必要があります。
  $ sudo cp verrazzano-1.5.7/bin/vz /usr/local/bin
2. Verrazzanoのインストール
Verrazzanoをインストールするには、KubernetesクラスタにVerrazzanoカスタム・リソースを作成します。Verrazzanoは現在、いくつかのインストール・プロファイルをサポートしています。
クイック・スタートを使用する場合、評価に適したdevプロファイルがインストールされます。
ノート
devプロファイルは自己署名証明書をインストールするため、VerrazzanoをmacOSにインストールすると、「接続はプライベートではありません」と表示されます。回避策は、このFAQを参照してください。
devプロファイルを使用してVerrazzanoをインストールします。
$ vz install -f - <<EOF
apiVersion: install.verrazzano.io/v1beta1
kind: Verrazzano
metadata:
  name: example-verrazzano
spec:
  profile: dev
  defaultVolumeSource:
    persistentVolumeClaim:
      claimName: verrazzano-storage
  volumeClaimSpecTemplates:
    - metadata:
        name: verrazzano-storage
      spec:
        resources:
          requests:
            storage: 2Gi
EOF
インストールが完了するまで待ちます。インストールが完了するか、デフォルトのタイムアウト(30分)に達するまで、インストール・ログがコマンド・ウィンドウにストリーミングされます。
ノート: 一部のアプリケーションでは、Kialiコンソールに、複数のIngressTraitにわたってホスト名/ポート構成をレプリケートするオブジェクトに対する警告が表示される場合があります。これらの警告は機能に影響せず、次のコンポーネント・オーバーライドを使用して抑制できます。
3. アプリケーションのデプロイ
Hello World Helidonサンプル・アプリケーションは、Helidonで記述された単純なHello World RESTサービスを提供します。このアプリケーションの詳細およびコードについては、Verrazzanoの例を参照してください。
Hello World Helidonサンプル・アプリケーションをデプロイするには:
- 
サンプル・アプリケーションのネームスペースを作成し、ネームスペースがVerrazzanoによって管理され、Istioが有効化されることを示すラベルを追加します。 $ kubectl create namespace hello-helidon $ kubectl label namespace hello-helidon verrazzano-managed=true istio-injection=enabled
- 
hello-helidonリソースを適用してアプリケーションをデプロイします。$ kubectl apply -f https://raw.githubusercontent.com/verrazzano/verrazzano/v1.5.7/examples/hello-helidon/hello-helidon-comp.yaml -n hello-helidon $ kubectl apply -f https://raw.githubusercontent.com/verrazzano/verrazzano/v1.5.7/examples/hello-helidon/hello-helidon-app.yaml -n hello-helidon
- 
アプリケーションの準備ができるまで待ちます。 $ kubectl wait \ --for=condition=Ready pods \ --all -n hello-helidon \ --timeout=300s # Sample output pod/hello-helidon-deployment-78468f5f9c-czmp4 condition metこれにより、サンプルのVerrazzano OAMコンポーネント・アプリケーション・リソースが作成され、 hello-helidonネームスペースのポッドの準備ができるまで待機します。
- 
アプリケーションのRESTサービス・エンドポイントを公開するロード・バランサのホスト名を保存します。 $ HOST=$(kubectl get gateways.networking.istio.io hello-helidon-hello-helidon-gw \ -n hello-helidon \ -o jsonpath='{.spec.servers[0].hosts[0]}')
- 
デフォルトのメッセージを取得します。 $ curl -sk \ -X GET \ "https://${HOST}/greet" # Expected response {"message":"Hello World!"}
次のステップ
Verrazzanoサンプル・アプリケーションを参照してください。