クイック・スタート

Verrazzanoの使用の開始

クイック・スタートは、Kubernetesクラスタがすでにインストールされていることを前提としています。VerrazzanoをインストールするためのKubernetesプラットフォームの準備の詳細は、プラットフォームの設定を参照してください。インストール手順の詳細は、インストレーション・ガイドを参照してください。

ノート: クラスタを作成した直後の場合、ノードがReadyステータスになるまで待ってから、Verrazzanoをインストールする必要があります。


Verrazzanoを稼働させるのは簡単で、1 - 2 - 3の順に実行するだけです:

QSのステップ

1. CLIのインストール

Verrazzanoコマンドライン・ツールvzは、LinuxおよびMacシステムで使用できます。

目的のバイナリを「リリース」ページからダウンロードします。

たとえば、Linux AMD64マシン向けの最新リリースをダウンロードするには:

    $ curl -LO https://github.com/verrazzano/verrazzano/releases/download/v1.6.11/verrazzano-1.6.11-linux-amd64.tar.gz

vzバイナリの解凍およびコピー

  $ tar xvf verrazzano-1.6.11-linux-amd64.tar.gz

次のコマンドはrootとして実行する必要があります。

  $ sudo cp verrazzano-1.6.11/bin/vz /usr/local/bin

2. Verrazzanoのインストール

Verrazzanoをインストールするには、KubernetesクラスタにVerrazzanoカスタム・リソースを作成します。Verrazzanoは現在、いくつかのインストール・プロファイルをサポートしています。

クイック・スタートを使用する場合、評価に適したdevプロファイルがインストールされます。

devプロファイルを使用してVerrazzanoをインストールします。

$ vz install -f - <<EOF
apiVersion: install.verrazzano.io/v1beta1
kind: Verrazzano
metadata:
  name: example-verrazzano
spec:
  profile: dev
  defaultVolumeSource:
    persistentVolumeClaim:
      claimName: verrazzano-storage
  volumeClaimSpecTemplates:
    - metadata:
        name: verrazzano-storage
      spec:
        resources:
          requests:
            storage: 2Gi
EOF

インストールが完了するまで待ちます。インストールが完了するか、デフォルトのタイムアウト(30分)に達するまで、インストール・ログがコマンド・ウィンドウにストリーミングされます。

ノート: 一部のアプリケーションでは、Kialiコンソールに、複数のIngressTraitにわたってホスト名/ポート構成をレプリケートするオブジェクトに対する警告が表示される場合があります。これらの警告は機能に影響せず、次のコンポーネント・オーバーライドを使用して抑制できます。

3. アプリケーションのデプロイ

Hello World Helidonサンプル・アプリケーションは、Helidonで記述された単純なHello World RESTサービスを提供します。このアプリケーションの詳細およびコードについては、Verrazzanoの例を参照してください。

Hello World Helidonサンプル・アプリケーションをデプロイするには:

  1. サンプル・アプリケーションのネームスペースを作成し、ネームスペースがVerrazzanoによって管理され、Istioが有効化されることを示すラベルを追加します。

    $ kubectl create namespace hello-helidon
    $ kubectl label namespace hello-helidon verrazzano-managed=true istio-injection=enabled
    

  2. hello-helidonリソースを適用してアプリケーションをデプロイします。

    $ kubectl apply -f https://raw.githubusercontent.com/verrazzano/verrazzano/v1.6.11/examples/hello-helidon/hello-helidon-comp.yaml -n hello-helidon
    $ kubectl apply -f https://raw.githubusercontent.com/verrazzano/verrazzano/v1.6.11/examples/hello-helidon/hello-helidon-app.yaml -n hello-helidon
    

  3. アプリケーションの準備ができるまで待ちます。

    $ kubectl wait \
        --for=condition=Ready pods \
        --all -n hello-helidon \
        --timeout=300s
    
    # Sample output
    pod/hello-helidon-deployment-78468f5f9c-czmp4 condition met
    

    これにより、サンプルのVerrazzano OAMコンポーネント・アプリケーション・リソースが作成され、hello-helidonネームスペースのポッドの準備ができるまで待機します。

  4. アプリケーションのRESTサービス・エンドポイントを公開するロード・バランサのホスト名を保存します。

    $ HOST=$(kubectl get gateways.networking.istio.io hello-helidon-hello-helidon-gw \
        -n hello-helidon \
        -o jsonpath='{.spec.servers[0].hosts[0]}')
    

  5. デフォルトのメッセージを取得します。

    $ curl -sk \
        -X GET \
        "https://${HOST}/greet"
    
    # Expected response
    {"message":"Hello World!"}
    

次のステップ

Verrazzanoサンプル・アプリケーションを参照してください。