キャッシュ・エージェントおよびレプリケーション接続のリカバリ
キャッシュ・エージェントからOracle Databaseへの接続が失敗すると、キャッシュ・エージェントが10秒ごとに接続を試行します。キャッシュ・エージェントがOracle Databaseに接続できない場合は、10分後にキャッシュ・エージェントが再起動します。この動作は永久に繰り返されます。
レプリケーション・エージェントからOracle Databaseへの接続が失敗すると、レプリケーション・エージェントが120秒後にOracle Databaseへの再接続を試行します。120秒後に再接続できない場合、レプリケーション・エージェントは停止し、再起動しません。
Oracle DatabaseでFast Application Notification(FAN)が有効化されている場合、キャッシュ・エージェントおよびレプリケーション・エージェントは、接続が失敗したことを知らせる通知を即座に受け取ります。FANが有効化されていない場合、これらのエージェントは、接続の失敗に気付かずに、TCPタイムアウト発生まで待機してしまう可能性があります。
Oracle DatabaseでFANおよびTransparent Application Failover (TAF)とともにOracle Real Application Clusters (Oracle RAC)が有効化されている場合は、TAFによって新規Oracle Databaseインスタンスへの接続が管理されます。「Oracle RAC環境でのキャッシュの使用」を参照してください。