データ・キャッシュの管理に使用するOracleデータベース・オブジェクトの作成

特定のキャッシュ環境処理およびキャッシュ・グループ処理が実行されるときに、キャッシュ管理ユーザーによって所有されるOracleデータベース・オブジェクト(キャッシュ表、レプリケーション・メタデータ表、変更ログ表、トリガーなど)を作成するように、TimesTenにリクエストします。

これらのオブジェクトの一部は、自動リフレッシュを使用したキャッシュ・グループおよびAWTキャッシュ・グループの定義済動作を実行するために使用されます。

次のいずれかのSQL*Plusスクリプトで必要な権限がキャッシュ管理ユーザーに付与されている場合、これらのOracleデータベース・オブジェクトは自動的に作成されます:

• grantCacheAdminPrivileges.sqlスクリプト: このスクリプトを実行して、特定のキャッシュ・グループ処理が実行されるときに、Oracleデータベースのデータのキャッシュ管理に使用されるOracleデータベース・オブジェクトの作成に必要なすべての権限をキャッシュ管理ユーザーに付与します。キャッシュ管理ユーザーは、TimesTenデータベースでOracleデータベースのデータのキャッシュを管理するために使用されるOracleデータベース・オブジェクトを自動的に作成します。

• initCacheAdminSchema.sqlスクリプト: このスクリプトを実行して、CREATE CLUSTER、CREATE INDEXTYPE、CREATE OPERATOR、CREATE PROCEDURE、CREATE SEQUENCE、CREATE TABLEおよびEXECUTE ON SYS.DBMS_LOBパッケージ権限を除くすべての必要な権限を付与します。セキュリティ上の理由から、これらの権限を付与しない場合があります。キャッシュ管理ユーザーは、自動リフレッシュを使用するキャッシュ・グループを除き、TimesTenデータベースへのOracleデータベースのデータのキャッシュを管理するために使用されるすべてのOracleデータベース・オブジェクトを自動的に作成します。

Oracleキャッシュ管理ユーザーがキャッシュ処理に必要なすべての権限を持っているかどうかを確認する場合は、checkAdminPrivileges.sqlスクリプトを実行します。