キャッシュ表の主キー列に対するハッシュ索引の作成

UNIQUE HASH ONキャッシュ表属性は、いずれのキャッシュ・グループ・タイプのキャッシュ表にも指定できます。ハッシュ索引を使用すると、完全なキー等価検索がより高速になりますが、不等式(<, <-, >, >=)または範囲検索に使用できます。

UNIQUE HASH ONは、キャッシュ表の主キー列に、範囲索引ではなくハッシュ索引が作成されるように指定します。ハッシュ索引で指定される列は、主キーの列と同じである必要があります。また、UNIQUE HASH ONキャッシュ表属性は、ハッシュ索引のサイズの指定にも使用されます。

次の例では、キャッシュ表の定義でUNIQUE HASH ONキャッシュ表属性の使用方法を示します。

CREATE ASYNCHRONOUS WRITETHROUGH CACHE GROUP new_customers
FROM sales.customer
 (cust_num NUMBER(6) NOT NULL,
  region   VARCHAR2(10),
  name     VARCHAR2(50),
  address  VARCHAR2(100),
  PRIMARY KEY(cust_num))
  UNIQUE HASH ON (cust_num) PAGES = 100;

『Oracle TimesTen In-Memory Database SQLリファレンス』「CREATE CACHE GROUP」を参照してください。