ハイブリッド・キャッシュ・グループ
ハイブリッド・キャッシュ・グループは、ルート表がTimesTenデータベースに作成され、Oracle Databaseに存在しない動的な読取り専用キャッシュ・グループです。
キャッシュ・グループとは、Oracle Databaseの表からデータをキャッシュする表のセットのことで、外部キーを介して関連付けられます。各キャッシュ・グループには、他の表を参照しないルート表が1つ含まれています。キャッシュ・グループに含まれる他のすべてのキャッシュ表の外部キーは、キャッシュ・グループ内の表を1つのみ参照します。つまり、外部キーのリレーションシップによってツリーが形成されます。複数表キャッシュ・グループの場合、どの表がルート表であり、どの表がルート表の直接の子表であり、どの表が他の子表の子表であるかを定義して、表間の関係が決定されています。キャッシュ・グループ内のすべての表はOracle Databaseに存在しています。
ハイブリッド・キャッシュ・グループを使用すると、Oracle Databaseにルート表がないキャッシュ表から動的にロードできます。ハイブリッド・キャッシュ・グループは、ルート表がTimesTenデータベースに作成され、Oracle Databaseに存在しない動的な読取り専用キャッシュ・グループです。
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TimesTenでは、ハイブリッド・キャッシュ・グループの定義からTimesTenデータベースにルート表を作成します。この表をOracle Database上に作成しないでください。
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ルート表定義で許可される列は、主キーを定義する列のみです。
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その他のすべてのキャッシュ表がOracle Databaseに存在する必要があります。
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ルート表は、外部キー関係を介して少なくとも1つの子表によって参照される必要があります。
次の各項では、ハイブリッド・キャッシュ・グループの使用方法を説明します。