TimesTen Classicのキャッシュ・グループでのエージングの実装

TimesTen Classicのキャッシュ・グループに対して、エージング・タイプ、エージング属性およびエージング状態を指定するエージング・ポリシーを定義できます。TimesTen Classicでは、最低使用頻度(LRU)エージングおよび時間ベースのエージングの2つのエージング・タイプがサポートされています。

LRUエージングでは、指定されたデータベースの使用状況の範囲に基づいて、最低使用頻度または最低参照頻度のデータが削除されます。時間ベースのエージングでは、指定されたデータ存続期間およびエージング・プロセスの頻度に基づいてデータが削除されます。同じTimesTenデータベース内でLRUエージングと時間ベースのエージングの両方を使用できますが、特定のキャッシュ・グループに対して定義できるエージング・ポリシーは1つのみです。

エージングはキャッシュ・インスタンス・レベルで実行されるため、エージング・ポリシーはCREATE CACHE GROUP文内のルート表のキャッシュ表定義で指定され、キャッシュ・グループ内のすべてのキャッシュ表に適用されます。エージ・アウトによってキャッシュ表から行が削除されたとき、キャッシュされたOracle Database表の行は削除されません。

キャッシュ・グループにエージング・ポリシーを追加するには、ルート表に対してALTER TABLE文を使用します。キャッシュ・グループのエージング・ポリシーを変更するには、ルート表に対してALTER TABLE文を使用して既存のエージング・ポリシーを削除した後、新しいエージング・ポリシーを追加します。

この項では、エージング・ポリシーを含むキャッシュ・グループ定義について説明します。