DynamicLoadReduceContentionの設定要件

DynamicLoadReduceContentionデータベース・システム・パラメータを使用する場合、要件があります。

DynamicLoadReduceContentionデータベース・システム・パラメータでは、次を有効にする必要があります。

  • Oracle Databaseの必須権限: 2つのOracle Database追加権限をキャッシュ管理ユーザーに付与する必要があります。

    • EXECUTE ON SYS.DBMS_FLASHBACK

    • SELECT ANY TRANSACTION

    これらは、grantCacheAdminPrivileges.sqlスクリプトおよびinitCacheAdminSchema.sqlスクリプトを実行するときに、キャッシュ管理ユーザーに付与されます。

  • Oracle Databaseのサポート: この機能では、Oracle Databaseのフラッシュバック・トランザクション問合せを使用する必要があります。Oracle Database 12.2.0.1とマルチテナント・オプションを指定した場合、フラッシュバック・トランザクション問合せではローカルUNDOのみがサポートされます。この機能は、Oracle Database 12.2.0.1マルチテナント・オプションと共有UNDOとともに使用できません。

  • アクティブ・スタンバイ・ペアのレプリケーション・スキームの必須設定:

    • アクティブ・マスターとスタンバイ・マスターの両方をインストールする必要があります。異なるTimesTenバージョンがインストールされているアクティブ・マスターとスタンバイ・マスター間でレプリケートするときに、TimesTenバージョンの1つがこの機能をサポートしていない場合、このパラメータを有効にすることはできません。

    • DynamicLoadReduceContentionデータベース・システム・パラメータは、アクティブ・マスターとスタンバイ・マスターの両方で同じ値に設定する必要があります。

    そうでない場合、エラーがデーモン・ログに書き込まれます。設定およびTimesTenのバージョンがアクティブ・マスターとスタンバイ・マスターの両方で一致するまで、レプリケーションは進行しません。