DynamicLoadErrorMode

この属性は、アプリケーションが動的キャッシュ・グループに対してSQL処理を実行する場合およびSQL処理で動的ロードが使用できない場合の動作を制御します。

値0を設定すると、TimesTenの表にあるどんなデータに対してもSQL処理が実行され、エラーを表示することなく、データに基づいた結果が返されます。

値1を設定すると、(動的ロードが必要でない場合でも)動的ロードを使用できないすべての文は、動的ロードに対応していないというエラーを表示して、処理が失敗します。

TimesTenキャッシュ・グループのOracleデータベースからのデータのキャッシュの詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseキャッシュ・ガイド』「動的キャッシュ・グループ」を参照してください。

ノート:

文レベルでこの属性の値を上書きするには、DynamicLoadErrorModeオプティマイザ・フラグをttOptSetFlag組込みプロシージャで設定するか、SQL文で文レベル・オプティマイザ・ヒントTT_DynamicLoadErrorModeを使用して設定します。

詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Database SQLリファレンス』「文レベルのオプティマイザ・ヒント」を参照してください。

必要な権限

この属性の値の変更に権限は必要ありません。

TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用

この属性はTimesTen Classicでサポートされていますが、TimesTen Scaleoutではサポートされません。

設定

DynamicLoadErrorModeは次のように設定します。

属性の設定場所 属性の表示 設定

CまたはJavaプログラム、あるいはUNIXおよびLinuxシステムのTimesTen Classicのodbc.iniファイル

DynamicLoadErrorMode

0 (デフォルト) - 文は、キャッシュされているデータに対して、エラーを発生せずに処理を実行します。

1: 文は動的ロードを使用するか、エラーを表示して失敗します。

Windows ODBCデータソース・アドミニストレータ

該当なし