ttPLSQLMemoryStats

このプロシージャは、PL/SQLライブラリ・キャッシュのパフォーマンスおよびアクティビティに関する結果統計を返します。

必要な権限

このプロシージャには、権限は必要ありません。

TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用

このプロシージャは、TimesTen Classicでサポートされています。

TimesTen Scaleoutアプリケーションでこの組込みプロシージャをコールできます。

このプロシージャは、コール元の要素の行を返します。他の要素に関する情報を表示するには、SYS.GV$PLSQL_MEMORY_STATSシステム表を問い合せます。

関連ビュー

このプロシージャには、次の関連ビューがあります。

SYS.GV$PLSQL_MEMORY_STATS

SYS.V$PLSQL_MEMORY_STATS

構文

ttPLSQLMemoryStats()

パラメータ

ttPLSQLMemoryStatsにパラメータはありません。

結果セット

ttPLSQLMemoryStatsは、次の列に結果を返します。

説明

paramName

TT_VARCHAR (30) NOT NULL

この行に返された結果統計の名前。

paramValue

BINARY_FLOAT NOT NULL

この行に返された結果統計の値。

次の統計が返されます。

  • Gets: PL/SQLオブジェクトに対してロックがリクエストされた回数。

  • GetHits: PL/SQLオブジェクトのハンドルがメモリーで検出された回数。

  • GetHitRatio: Getsに対するGetHitsの比率。

  • Pins: PL/SQLオブジェクトに対してPINがリクエストされた回数。

  • PinHits: ライブラリ・オブジェクトのすべてのメタデータ・ピースがメモリーで検出された回数。

  • PinHitRatio: Pinsに対するPinHitsの比率。

  • Reloads: オブジェクトのPINのうち、オブジェクト・ハンドルの作成後初めて実行されたPINではなく、データベースからのオブジェクトのロードを必要とするPIN。

  • Invalidations: 依存オブジェクトが変更されたためにこのネームスペースのオブジェクトが無効とマークされた合計回数。

  • CurrentConnectionMemory: このデータベース接続でPL/SQLに割り当てられるヒープ・メモリーの総量(MB単位)。

  • DeferredCleanups: 遅延クリーンアップが発生した合計回数。

connect "DSN=sample";
Connection successful:
DSN=sample;UID=timesten;DataStore=/scratch/timesten/sample;
DatabaseCharacterSet=AL32UTF8;ConnectionCharacterSet=AL32UTF8;
PermSize=128;PLSQL_MEMORY_SIZE=32;
PLSQL_MEMORY_ADDRESS=20000000;PLSQL=1;(Default setting AutoCommit=1)
Command> create procedure hello is begin 
dbms_output.put_line('Hello, World!');
end;
    > /
Procedure created.
Command> call ttPlsqlMemoryStats (); 
< Gets, 485.00000 >
< GetHits, 444.000000 >
< GetHitRatio, .9154639 >
< Pins, 260.00000 >
< PinHits, 178.000000 >
< PinHitRatio, .6846154 >
< Reloads, 4.000000 >
< Invalidations, 0.000000e+00 >
< CurrentConnectionMemory, 56.00000 >
9 rows found.