ttPLSQLMemoryStats
このプロシージャは、PL/SQLライブラリ・キャッシュのパフォーマンスおよびアクティビティに関する結果統計を返します。
必要な権限
このプロシージャには、権限は必要ありません。
TimesTen ScaleoutおよびTimesTen Classicでの使用
このプロシージャは、TimesTen Classicでサポートされています。
TimesTen Scaleoutアプリケーションでこの組込みプロシージャをコールできます。
このプロシージャは、コール元の要素の行を返します。他の要素に関する情報を表示するには、SYS.GV$PLSQL_MEMORY_STATSシステム表を問い合せます。
構文
ttPLSQLMemoryStats()
パラメータ
ttPLSQLMemoryStats
にパラメータはありません。
結果セット
ttPLSQLMemoryStats
は、次の列に結果を返します。
列 | 型 | 説明 |
---|---|---|
|
|
この行に返された結果統計の名前。 |
|
|
この行に返された結果統計の値。 |
次の統計が返されます。
-
Gets
: PL/SQLオブジェクトに対してロックがリクエストされた回数。 -
GetHits
: PL/SQLオブジェクトのハンドルがメモリーで検出された回数。 -
GetHitRatio
:Gets
に対するGetHits
の比率。 -
Pins
: PL/SQLオブジェクトに対してPIN
がリクエストされた回数。 -
PinHits
: ライブラリ・オブジェクトのすべてのメタデータ・ピースがメモリーで検出された回数。 -
PinHitRatio
:Pins
に対するPinHits
の比率。 -
Reloads
: オブジェクトのPIN
のうち、オブジェクト・ハンドルの作成後初めて実行されたPIN
ではなく、データベースからのオブジェクトのロードを必要とするPIN。 -
Invalidations
: 依存オブジェクトが変更されたためにこのネームスペースのオブジェクトが無効とマークされた合計回数。 -
CurrentConnectionMemory
: このデータベース接続でPL/SQLに割り当てられるヒープ・メモリーの総量(MB単位)。 -
DeferredCleanups
: 遅延クリーンアップが発生した合計回数。
例
connect "DSN=sample"; Connection successful: DSN=sample;UID=timesten;DataStore=/scratch/timesten/sample; DatabaseCharacterSet=AL32UTF8;ConnectionCharacterSet=AL32UTF8; PermSize=128;PLSQL_MEMORY_SIZE=32; PLSQL_MEMORY_ADDRESS=20000000;PLSQL=1;(Default setting AutoCommit=1) Command> create procedure hello is begin dbms_output.put_line('Hello, World!'); end; > / Procedure created. Command> call ttPlsqlMemoryStats (); < Gets, 485.00000 > < GetHits, 444.000000 > < GetHitRatio, .9154639 > < Pins, 260.00000 > < PinHits, 178.000000 > < PinHitRatio, .6846154 > < Reloads, 4.000000 > < Invalidations, 0.000000e+00 > < CurrentConnectionMemory, 56.00000 > 9 rows found.