レプリケーションおよびClient/Server用のTLS証明書の作成
デフォルトでは、TimesTenレプリケーションは、TimesTenデータベース間で暗号化されていないデータを転送します。また、TimesTen Client/Server環境では、デフォルトで、データはアプリケーションとTimesTenデータベース間で暗号化されずに転送されます。
レプリケーションおよびClient/Serverの暗号化は、Transport Layer Security (TLS)を使用することで有効化できます。TimesTenには、TLS用の自己署名証明書を生成するためのttCreateCerts
ユーティリティがあります。TLS証明書とウォレットの詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseセキュリティ・ガイド』のClient/Serverでの証明書の使用についてを参照してください。
ノート:
ttCertsCreate
ユーティリティを使用するには、Javaが開発ホストにインストールされている必要があります。このユーティリティは、JRE_HOME
、JAVA_HOME
およびPATH
の設定に従ってJavaを検索します。
ttCreateCerts
ユーティリティは、TimesTenインスタンスの/bin
ディレクトリ内にあります。このユーティリティにより、3つのウォレットrootWallet
、clientWallet
およびserverWallet
が作成されます。
Linux開発ホストから、次のステップを実行して証明書を作成します。
レプリケーションとTimesTen Client/Serverの両方でTLSに使用できる証明書の作成が完了しました。この時点で、レプリケーションとClient/Serverのどちらかに、またはレプリケーションとClient/Serverの両方に、TLSを構成して使用する準備が整いました。