例について

次の例では、レプリケートされた構成およびレプリケートされない構成を定義するYAMLマニフェスト・ファイルを作成する方法を示します。どちらの例も同じメタデータ・ファイル・セットを使用し、どちらもKubernetes ConfigMapsを使用してメタデータ・ファイルをttコンテナに取り込みます。例では、KubernetesネームスペースにTimesTenClassicオブジェクトをデプロイする方法を示します。次に、TimesTenオペレータがTimesTenデータベースを作成し、それらを起動して実行し、動作できるようにする際の進行状況を監視する方法を示します。この例では、TimesTenデータベースに接続し、そのデータベースに対して操作を実行する方法を示します。

この例では、YAMLマニフェスト・ファイルを使用します。Helmを使用してTimesTen Classicデータベースを作成する場合、「TimesTen Kubernetesオペレータ環境でのHelmの使用」を参照してください。

わかりやすくするために、例で使用されているメタデータ・ファイルおよびConfigMapsを作成します。メタデータ・ファイルの詳細は、「構成メタデータの使用」および「/ttconfigディレクトリの移入」を参照してください。

  1. 開発ホストの任意のディレクトリで、メタデータ・ファイル用に空のサブディレクトリを作成し、そのディレクトリに移動します。この例では、kube_files/cmサブディレクトリを作成します。
    mkdir -p kube_files/cm
    cd kube_files/cm
  2. db.iniファイルを作成します。
    vi db.ini
    
    PermSize=200
    DatabaseCharacterSet=AL32UTF8
  3. AdminUserファイルを作成します。
    vi adminUser
    
    adminuser/adminuserpwd
  4. schema.sqlファイルを作成します。
    vi schema.sql
    
    create table adminuser.emp (id number not null primary key, name char (32));
  5. ConfigMapsを作成します。
    1. レプリケート・オブジェクトに対して、repsample ConfigMapを作成します。
      kubectl create configmap repsample --from-file .

      出力は次のようになります。

      configmap/repsample created
    2. レプリケートされないオブジェクトの場合は、norepsample ConfigMapを作成します。
      kubectl create configmap norepsample --from-file .

      出力は次のようになります。

      configmap/norepsample created
    例では、YAMLマニフェスト・ファイルの.spec.ttspec.dbConfigMapセクションで前述のConfigMapsを指定する方法を示します。