TimesTenメトリックの概要

Prometheusまたは他のスクレイピング・メカニズムに公開できるTimesTenメトリックがいくつかあります。これらのメトリックは、TimesTenシステム表やビュー、TimesTenビルトイン・プロシージャおよびユーティリティなど、様々なソースから収集されます。TimesTenメトリックの詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseモニタリングおよびトラブルシューティング・ガイド』TimesTenエクスポータでサポートされるメトリックを参照してください。

Prometheusは、オープン・ソースの監視およびアラート・ツールキットです。監視対象ターゲットのhttp (またはhttps)のmetricsエンドポイントをスクレイプすることで、これらのターゲットからメトリックを収集して格納します。

TimesTenは、TimesTen ttExporter (TimesTenエクスポータ)ユーティリティを使用して、TimesTenメトリックをPrometheusにエクスポートします。TimesTenエクスポータは、それ自体をhttpまたはhttpsサーバーとして表します。TimesTenエクスポータは/metricsへのhttpまたはhttpsリクエストを受信すると、監視対象の各データベースからTimesTenメトリックを取得し、メトリックを含むプレーン・テキストのhttpまたはhttpsレスポンスを準備します。

TimesTenエクスポータは、TimesTenメトリックをPrometheusでサポートされる形式に変換します。この単純な統合により、TimesTenデータベースの状況および操作を監視できます。

TimesTenエクスポータは、TimesTen ClassicおよびTimesTen Scaleoutでサポートされています。TimesTen Scaleoutでは、TimesTenエクスポータは各データ・インスタンスおよび管理インスタンスにデプロイされます。

PrometheusおよびTimesTenエクスポータの詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseモニタリングおよびトラブルシューティング・ガイド』PrometheusについておよびTimesTenエクスポータについてを参照してください。