TimesTenコンテナ・イメージおよびコンテナ・レジストリのオプションについて
TimesTenコンテナ・イメージには、このオペレータによって作成されたTimesTenポッド内のTimesTenオペレータおよびTimesTenコンテナを実行するために必要なものがすべて含まれています。これらのコンテナ・イメージは、多数のコンテナ・レジストリから取得できます。また、TimesTenには、選択したコンテナ・レジストリに格納可能な独自のTimesTenコンテナ・イメージを作成できるDockerfileが用意されています。
コンテナ・レジストリに格納されているTimesTenコンテナ・イメージは、KubernetesクラスタでTimesTenおよびTimesTenオペレータを実行するために必要です。
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Oracle Container Registryのコンテナ・イメージ(
container-registry.oracle.com
): TimesTenでは、Oracle Container Registryの次の2つのTimesTenリポジトリに公式のTimesTenコンテナ・イメージを公開しています:-
timesten
: Oracle TimesTen In-Memory Database (TimesTen)のTimesTenコンテナ・イメージが含まれています。このリポジトリには、TimesTenのライセンスされているコピーを実行するコンテナ・イメージが含まれています。このリポジトリでコンテナ・イメージを使用するには、Oracleライセンス契約に同意する必要があります。TimesTenの詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseイントロダクション』の「Oracle TimesTen In-Memory Databaseの概要」を参照してください
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timesten-xe
: Oracle TimesTen In-Memory Database Express Edition (TimesTen XE)のTimesTenコンテナ・イメージが含まれています。TimesTen XEライセンスでは、TimesTenを無料で使用でき、Oracle Free Use Terms and Conditionsの対象となります。このリポジトリでTimesTenコンテナ・イメージを使用するために、Oracleライセンス契約に同意する必要はありません。TimesTen XEの詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseクイック・スタート・ガイドfor Express Edition』の概要を参照してください。
Oracle Container RegistryのTimesTenコンテナ・イメージは、特定のTimesTenリリースに対応しています。たとえば、
container-registry.oracle.com/timesten/timesten/22.1.1.30.0
コンテナ・イメージには、TimesTenリリース22.1.1.30.0
が含まれています。Oracle Container Registryのコンテナ・イメージのリストをスクロールして、Kubernetes環境にTimesTenオペレータおよびTimesTenデータベースをデプロイする際に使用するコンテナ・イメージを特定します。 -
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Oracle Cloud Marketplace上のコンテナ・イメージ: TimesTenでは、Oracle TimesTen In-Memory Database for Kubernetes - BYOLと呼ばれるコンテナ・リストを提供しています。このリストを使用して、TimesTenコンテナ・イメージをOracle Cloud Infrastructure Registry (コンテナ・レジストリ)のリポジトリにエクスポートします。『Oracle TimesTen In-Memory Database TimesTenコンテナ・イメージを取得するためのOracle Cloud Marketplaceの使用 (BYOL)』ガイドの概要を参照してください。
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独自のTimesTenコンテナ・イメージの作成: TimesTenディストリビューションがある場合は、このディストリビューションで提供されているDockerfileファイルを使用して、TimesTenコンテナ・イメージを作成できます。その後、このコンテナ・イメージにタグ付けして、選択したコンテナ・レジストリにプッシュできます。