新機能
この項では、このマニュアルに記載されているTimesTenリリース22.1の新機能の概要を説明し、詳細情報を参照するためのリンクを示します。
リリース22.1.1.17.0の新機能
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以前は、クライアントDSNで個別に、または接続属性によって、キャッシュ管理ユーザー名、およびTimesTenデータベースとOracleデータベースへの両方のパスワードを個別に指定して、キャッシュ管理ユーザー資格証明を指定できました。現在は、接続のオープン時にウォレットの場所が指定されているOracleウォレット内でキャッシュ管理ユーザー資格証明を指定できるようになりました。キャッシュ管理ユーザー名と両方のパスワードを指定する推奨方法は、これらをOracleウォレットに格納することです。
「キャッシュ管理ユーザーとパスワードの両方の指定」を参照してください。
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キャッシュ・グループ処理を発行するには、TimesTenデータベースにOracleデータベース・キャッシュ管理ユーザー名とパスワードを内部的に登録する必要があります。Oracleキャッシュ管理ユーザーとパスワードをTimesTenデータベース内に内部的に登録する前に、これらの資格証明をOracleウォレット(推奨)に保存するか、メモリー内(デフォルト)に保存するかを決定する必要があります。Oracleウォレット内に資格証明を保存するには、
CacheAdminWallet
接続属性が1 (DSNにある可能性が高い)に設定されていることを確認します。これにより、Oracleキャッシュ管理ユーザー名とパスワードの登録がOracleウォレットに格納されるように指示されます。「Oracle Database管理ユーザーとパスワードの登録」を参照してください。
リリース22.1.1.6.0の新機能
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TimesTenは、サード・パーティの認証局によって署名された証明書の使用をサポートします。「TimesTen Classicでのクライアント/サーバー用のCA署名証明書の使用」を参照してください。
- サポートされている暗号スイートのリストが更新されました。「TimesTen Client/Server用のTransport Layer Security」を参照してください。(レプリケーションでは同じ暗号スイートがサポートされています。)
リリース22.1.1.1.0の新機能
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Transport Layer Securityを使用するための新しいサポートと機能が追加されました。
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TimesTen Scaleoutは、クライアント/サーバー用のTLSをサポートするようになりました。暗号化および暗号スイート・オプションが
ttGridAdmin gridCreate
コマンドに追加されました。ttGridAdmin gridClientExportAll
コマンドを使用してサーバーから証明書および構成情報をエクスポートし、ttClientImport
ユーティリティを使用してクライアントにインポートできます。 -
クライアント/サーバー用のTLSのTimesTen Classicサポートの新機能があります。暗号化および暗号スイート・オプションが
ttInstanceCreate
ユーティリティに追加されました。ttAdmin -clientExportAll
オプションを使用してサーバーから証明書および構成情報をエクスポートし、ttClientImport
ユーティリティを使用してクライアントにインポートできます。
「TimesTen Scaleoutでのクライアント/サーバー用のTLSの使用」および「TimesTen Classicでのクライアント/サーバー用のTLSの使用」を参照してください。
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