DROP PACKAGE [BODY]

DROP PACKAGE文は、データベースからストアド・パッケージを削除します。仕様と本体の両方を削除します。DROP PACKAGE BODYは、パッケージの本体のみを削除します。

必要な権限

パッケージの所有者に必要な権限はありません。

別のユーザーのパッケージの場合はDROP ANY PROCEDUREが必要です。

TimesTen Scaleoutでの使用

この文は、TimesTen Scaleoutでサポートされています。

SQL構文

DROP PACKAGE [BODY] [Owner.]PackageName

パラメータ

パラメータ 説明

PACKAGE [BODY]

BODYを指定すると、パッケージ本体のみを削除できます。パッケージの仕様と本体の両方を削除するには、BODYを省略します。

[Owner.]PackageName

削除するパッケージの名前です。

説明

  • パッケージの本体のみを削除した場合、依存するオブジェクトは無効になりません。ただし、パッケージ仕様で宣言されたいずれかのプロシージャまたはストアド・ファンクションは、パッケージ本体を再作成するまで実行できません。

  • パッケージ仕様に依存するオブジェクトはすべて無効になります。その後、それらのいずれかのオブジェクトを参照すると、TimesTenではオブジェクトの再コンパイルが試行され、削除したパッケージを再作成していない場合、エラーが戻されます。

  • この文を使用してパッケージから単一のオブジェクトを削除しないでください。かわりに、OR REPLACE句を含むCREATE PACKAGE文およびCREATE PACKAGE BODY文を使用して、オブジェクトを含まないパッケージを再作成します。

  • DROP PACKAGE [BODY]文を使用するには、データベースでPL/SQLを有効にしておく必要があります。データベースでPL/SQLを有効にしていない場合、エラーが返されます。

次の文は、パッケージsamplePackageの本体を削除します。

Command> DROP PACKAGE BODY SamplePackage;
Package body dropped.

パッケージsamplePackageの仕様と本体の両方を削除するには、次の文を使用します。

Command> DROP PACKAGE samplepackage;
Package dropped.

関連項目

CREATE PACKAGE