DROP PROFILE
DROP PROFILE文では、データベースからユーザーを削除します。
必要な権限
ADMIN
TimesTen Scaleoutでの使用
この文は、TimesTen Scaleoutでサポートされています。
SQL構文
DROP PROFILE profile [CASCADE]パラメータ
| パラメータ | 説明 |
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削除するプロファイルの名前です。 |
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説明
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この文は、既存のプロファイルを削除する場合に使用します。
DEFAULTプロファイルは削除できません。DEFAULTプロファイルの詳細は、「CREATE PROFILE」を参照してください。 -
現在ユーザーに割り当てられていないプロファイルを作成する場合は、プロファイルを削除するための
CASCADEを指定する必要はありません。ただし、プロファイルが現在ユーザーに割り当てられている場合は、CASCADEを指定して、そのプロファイルを削除する必要があります。
例
この例では、test_profileプロファイルとtest_profile_assign_to_userプロファイルを作成します。その後、test_userユーザーを作成して、そのユーザーにtest_profile_assign_to_userプロファイルを割り当てます。この例では、test_profileプロファイルを削除してみます。このプロファイルにはユーザーが割り当てられていないため、操作は成功します。その次に、test_profile_assign_to_userプロファイル削除してみます。CASCADEが指定されている場合、操作は成功します。test_profile_assign_to_userプロファイルが削除されると、test_userユーザーにはDEFAULTプロファイルが割り当てられます。
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test_profileプロファイルを作成します。FAILED_LOGIN_ATTEMPTSに5の値に設定します。Command> CREATE PROFILE test_profile LIMIT FAILED_LOGIN_ATTEMPTS 5; Profile created.
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test_profile_assign_to_userプロファイルを作成します。FAILED_LOGIN_ATTEMPTSに3の値に設定します。Command> CREATE PROFILE test_profile_assign_to_user LIMIT FAILED_LOGIN_ATTEMPTS 3; Profile created. -
test_userユーザーを作成して、このユーザーにtest_profile_assign_to_userプロファイルを割り当てます。Command> CREATE USER test_user identified by test_user_pwd PROFILE test_profile_assign_to_user; User created. -
test_profileプロファイルを削除します。DROPPROFILE操作は成功します。このtest_profileプロファイルが割り当てられたユーザーは存在しません。Command> DROP PROFILE test_profile; Profile dropped.
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test_profile_assign_to_userプロファイル削除してみます。DROPPROFILE操作は失敗します。このプロファイルが割り当てられているユーザーが存在します。DROPPROFILE操作を再度繰り返しますが、今回はCASCADEを指定します。DROPPROFILE操作は成功します。Command> DROP PROFILE test_profile_assign_to_user; 15178: Profile TEST_PROFILE_ASSIGN_TO_USER has users assigned, cannot drop without CASCADE The command failed. Command> DROP PROFILE test_profile_assign_to_user CASCADE; Profile dropped.
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DBA_USERSシステム・ビューを問い合せて、test_userユーザーにDEFAULTプロファイルが割り当てられていることを確認します。Command> SELECT profile FROM dba_users WHERE username = 'TEST_USER'; PROFILE < DEFAULT > 1 row found.