数値書式モデル
数値書式モデルは、次の関数で使用します。
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NUMBER、BINARY_FLOATまたはBINARY_DOUBLEデータ型の値をVARCHAR2データ型に変換するTO_CHAR関数。 -
CHARまたはVARCHAR2データ型の値をNUMBERデータ型に変換するTO_NUMBER関数。
デフォルトのamerican_america NLS言語および地域の設定が使用されます。
数値書式モデルは、1つ以上の数値書式要素で構成されます。次の表に、数値書式モデルの要素を示します。数値書式モデルに書式要素MI、SまたはPRが指定されないかぎり、負の戻り値の先頭には自動的に負の符号が付けられ、正の戻り値の先頭には空白が付けられます。
表3-1 数値書式要素
| 要素 | 例 | 説明 |
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指定された位置にカンマを戻します。1つの数値書式モデルに複数のカンマを指定できます。 制限:
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指定された位置に小数点(ピリオド(.))を戻します。 制限: 1つの書式モデルで指定できるピリオドは1つのみです。 |
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$ |
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先行ドル記号を含む値を戻します。 |
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先行0 (ゼロ)を戻します。 後続0 (ゼロ)を戻します。 |
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指定された桁数の値を戻します。正の場合は先行空白が含まれ、負の場合は先行マイナスが含まれます。 固定小数点数の整数部分の場合、先行0(ゼロ)に対して空白を戻します。ただし、値0(ゼロ)に対しては0(ゼロ)を戻します。 |
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固定小数点数の整数部分が0(ゼロ)の場合、空白を戻します(書式モデル内の0(ゼロ)には関係ありません)。 |
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指定された位置にISO通貨記号を戻します。 |
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指定された位置に小数点文字を戻します。デフォルトはピリオド( 制限: 1つの数値書式モデルで指定できる小数点文字は1つのみです。 |
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科学表記法で値を戻します。 |
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指定された位置にグループ・セパレータを戻します。1つの数値書式モデルに複数のグループ・セパレータを指定できます。 制限: 数値書式モデルでは、小数点文字(ピリオド)の右側にグループ・セパレータは使用できません。 |
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指定した位置にローカル通貨記号を戻します。 |
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後続のマイナス符号( 後続の空白を含む正の値を戻します。 制限:
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山カッコ( 先行および後続の空白を含む正の値を戻します。 制限:
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値を大文字のローマ数字として戻します。 |
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値を小文字のローマ数字として戻します。 1から3999までの整数を値として指定できます。 |
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先行のマイナス符号( 先行のプラス符号( |
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後続のマイナス符号( 後続のプラス符号( 制限:
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テキストの最小数値書式モデルは、文字の最小数を(10進出力で)戻します。この要素の大文字と小文字は区別されません。 デフォルトは 制限:
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指定された位置にユーロまたは他の二重通貨記号を戻します。 |
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10nを乗算した値を戻します(この値は必要に応じて丸められます)。 |
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指定された桁数の16進値を戻します。指定された数値が整数でない場合は、TimesTenによって整数に丸められます。 制限:
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