SUM

引数の値の合計を計算します。NULL値は無視されます。SUMは集計関数です。SUMは、集計分析関数にもなります。集計関数の詳細は、「集計関数」を参照してください。分析関数の詳細は、「分析関数」を参照してください。

SQL構文

SUM ([ALL | DISTINCT] Expression) [OVER ([AnalyticClause])]

パラメータ

SUMには、次のパラメータがあります。

パラメータ 説明

Expression

任意の数値データ型、または暗黙的に数値データ型に変換可能な数値以外のデータ型を取ります。

ALL

集計関数の引数に重複する行を含めます。ALLまたはDISTINCTのいずれも指定しない場合、ALLとみなされます。

DISTINCT

集計関数の引数から、重複する列の値を削除します。

OVER ([AnalyticClause])

指定すると、集計分析関数を示します。分析関数の詳細は、「分析関数」を参照してください。

説明

  • GROUP BYが使用されていない空の表でSUM関数を計算すると、SUMNULLを戻します。

  • 空のグループまたはグループ化された空の表(GROUP BYを使用)でSUM関数を計算すると、SUMは何も戻しません。

  • ソースがTT_TINYINTTT_SMALLINTまたはTT_INTEGERの場合、結果のデータ型はTT_BIGINTです。

  • ソースがNUMBERの場合、結果のデータ型は精度とスケールが定義されていないNUMBERになります。

  • その他のすべてのデータ型の場合、結果のデータ型はソースと同じになります。

  • 問合せでAnalyticClauseを使用しない場合、SUMは集計関数として機能します。

  • DISTINCTAnalyticClauseを指定した場合は、QueryPartitionClauseのみを指定できます。OrderByClause およびWindowingClauseは指定できません。

すべての従業員の給与を合計します。

Command> SELECT SUM(salary) Total FROM employees;
 
TOTAL
< 691400 >
1 row found.