システム表およびビューの概要

TimesTenでは、データベース内のメタデータに関する情報を収集できるように、システム表およびビューが用意されています。表およびビューは読取り専用です。

TimesTenに含まれていても自分の使用には関連しない表およびビューがいくつかあります。すべてのシステム表およびユーザー表のリストを表示するには、ttIsql alltablesを使用します。すべてのシステム・ビューおよびユーザー・ビューのリストを表示するには、ttIsql allviewsコマンドを使用します。ttIsqlユーティリティの詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseリファレンス』ttIsqlを参照してください。

システム表およびビューにアクセスするには権限が必要です。デフォルトでは、PUBLICには様々なシステム表およびビューに対するSELECT権限があります。次の問合せを使用すると、オブジェクトのリストを表示できます。

SELECT * FROM sys.dba_tab_privs WHERE grantee='PUBLIC';

他のシステム表およびビューにアクセスするには、ADMINまたはSELECT ANY TABLE権限が必要です。

システム表に固有の情報:

  • ユーザーがシステム表をロックすると、他のユーザーがデータを定義したり、SQLPrepare ODBC関数またはConnection.prepareStatement JDBCメソッドを実行できなくなります。

  • 列に格納される名前の長さは30文字です。

  • システム表は、特定のフィールドをデータ型TT_BIGINTとして宣言します。これらの列をODBCプログラムで検索する場合、アプリケーションはSQL_C_SBIGINTを使用して列をバインドする必要があります。

    ノート:

    一部の表には、SYSnumberという名前の列が含まれます。これらの列には内部的に使用される値が含まれるため、この章では説明しません。