SYS.ALL_ARGUMENTS

ALL_ARGUMENTSビューでは、現在のユーザーがアクセスできるプロシージャおよびファンクションの引数が表示されます。

関連ビュー

  • SYS.DBA_ARGUMENTSでは、データベースで利用可能なプロシージャおよびファンクションの引数が表示されます。このビューには、ALL_ARGUMENTSと同じ列が含まれます。

  • SYS.USER_ARGUMENTSでは、現在のユーザーが所有するプロシージャおよびファンクションの引数が表示されます。このビューは、OWNER列を表示しません。

列名 タイプ 説明

OWNER

VARCHAR2(30) INLINE

オブジェクトの所有者

OBJECT_NAME

VARCHAR2(30) INLINE

オブジェクト名

PACKAGE_NAME

VARCHAR2(30) INLINE

パッケージ名

OBJECT_ID

TT_BIGINTNOT NULL

オブジェクト番号

OVERLOAD

VARCHAR2(12) INLINE

オーバーロード

ソースでの出現順でn回目のオーバーロードであることを示します。オーバーロードでない場合はNULLです。

SUBPROGRAM_ID

TT_INTEGER

一意のサブプログラム識別子

ARGUMENT_NAME

VARCHAR2(30) INLINE

引数名

引数がスカラー型の場合、引数名はその引数の名前です。引数名がNULLの場合は、ファンクションの戻り値を示しています。ファンクションの戻り値または引数がコンポジット型の場合、このビューには、コンポジット型の各属性につき1つの行が表示されます。コンポジット型の属性は、再帰的に展開されます。

ARGUMENT_NAMEPOSITIONSEQUENCEおよびDATA_LEVELの意味は相互の値によって異なる。これらが行として組み合されて、フラット化ツリーの1つのノードを表します。

ARGUMENT_NAMEは、次の項目を参照できます。

  • 戻り型: ARGUMENT_NAMENULLであり、DATA_LEVEL = 0の場合。

  • 引数リストに表示される引数: ARGUMENT_NAMENOT NULLであり、DATA_LEVEL = 0の場合。

  • コンポジット型の属性名: ARGUMENT_NAMENOT NULLであり、DATA_LEVEL > 0の場合。

  • コレクション要素型: ARGUMENT_NAMENULLであり、DATA_LEVEL > 0の場合。

POSITION

TT_INTEGERNOT NULL

項目の位置

DATA_LEVELが0(ゼロ)の場合、引数リスト内でのこの項目の位置が、あるいはファンクションの戻り値の場合は0が、この列に格納されます。

DATA_LEVELが0より大きい場合、この列には、同じDATA_LEVELの兄弟に対するこの項目の位置が含まれます。参照レコード・フィールドの場合は、レコード内のフィールドの索引になります。参照コレクション要素の場合、コレクション要素には兄弟がないため1となります。

SEQUENCE

TT_INTEGERNOT NULL

引数の順序

引数およびその属性の順序を定義します。引数の順序は1から始まります。最初に、戻り型とその再帰的に展開された(先行順巡回)属性、次に各引数とその再帰的に展開された(先行順巡回)属性が続きます。

DATA_LEVEL

TT_INTEGERNOT NULL

コンポジット型の引数のネスト深度

DATA_TYPE

VARCHAR2(30) INLINE

引数のデータ型

DEFAULTED

VARCHAR2(1) INLINE NOT NULL

デフォルトのステータス

引数にデフォルトが設定されるかどうかを指定します。

DEFAULT_VALUE

VARCHAR2(4194304) NOT INLINE

将来使用

DEFAULT_LENGTH

TT_INTEGER

将来使用

IN_OUT

VARCHAR2(9) INLINE NOT NULL

引数の方向(INOUTIN OUT)

DATA_LENGTH

TT_INTEGER

引数の長さ

DATA_PRECISION

TT_INTEGER

10進数(NUMBER)または2進数(FLOAT)の長さ

DATA_SCALE

TT_INTEGER

数値の小数点以下の桁数

RADIX

TT_INTEGER

数値の引数の基数

CHARACTER_SET_NAME

VARCHAR2(16) INLINE

引数の文字セット名

TYPE_OWNER

VARCHAR2(30) INLINE

引数の型の所有者

TYPE_NAME

VARCHAR2(30) INLINE

引数の型の名前

(パッケージの指定で宣言された)パッケージ・ローカル型の場合、列にはパッケージの名前が表示されます。

TYPE_SUBNAME

VARCHAR2(30) INLINE

宣言された型

これはパッケージ・ローカル型に関連します。TYPE_NAME列で識別されるパッケージ内に宣言されている型の名前が表示されます。

TYPE_LINK

VARCHAR2(128) INLINE

データベース・リンク

これはTYPE_NAME列で指定されたパッケージがリモート・パッケージの場合、パッケージ・ローカル型に関連します。この列には、リモート・パッケージの参照に使用されるデータベース・リンクが表示されます。

TimesTenではリモート・パッケージがサポートされないため、この値は無視されます。

PLS_TYPE

VARCHAR2(30) INLINE

数値の引数の場合、引数のPL/SQL型の名前

それ以外の場合はNULL

CHAR_LENGTH

NUMBER

文字列データ型の文字数制限

CHAR_USED

VARCHAR2(1) INLINE NOT NULL

バイト制限の場合はB、文字制限の場合はC