サポート・ログの自動リフレッシュに関するメッセージの理解
サポート・ログには、自動リフレッシュの処理状況を示すメッセージが含まれます。たとえば、自動リフレッシュ間隔が10秒(10,000ミリ秒)に設定されたREADONLYキャッシュ・グループtestcacheがあるとします。
自動リフレッシュが開始されると、サポート・ログには次のように表示されます。
15:43:33.96 Info: CAC: 5264: TT47118-5264-5676-refresh03918: Starting autorefresh number 43 for interval 10000ms
メッセージに含まれる情報は次のとおりです。
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メッセージ番号: TT47118
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タイムスタンプ(
15:43:33.96) -
キャッシュ・エージェント・プロセスID(
5264) -
スレッドID (
5676)
自動リフレッシュ番号は特定の時間隔に対してのみ一意であるため、スレッドIDは重要です。特定の自動リフレッシュ操作を追跡する際は、スレッドIDと自動リフレッシュ番号の両方を確認するようにしてください。
サポート・ログには、ttCacheAutorefreshStatsGetプロシージャと同様の情報をレポートする長いメッセージが含まれています。108544行がこの自動リフレッシュ間隔で更新されたこと、およびキャッシュ・エージェントの開始後、1815448行が更新されていることを示しています。キャッシュ・グループには表が1つしかないため、このメッセージ内の行の総数およびルート表の行の総数は同じになります。Numberは、自動リフレッシュ番号を表します。時間はすべてミリ秒単位で表現されます。
15:43:51.81 Info: CAC: 5264: TT47087-5264-5676-refresh04387: Cache agent refreshed cache group USER1.TESTCACHE: Number - 43, Duration - 13550, NumRows - 108544, NumRootTblRows - 108544, NumOracleBytes - 759808, queryExecDuration - 230, queryFetchDuration - 1030, ttApplyDuration - 12290, totalNumRows - 1815448, totalNumRootTblRows - 1815448, totalNumOracleBytes - 11911540, totalDuration - 160020
追加メッセージに、自動リフレッシュ操作が正常に完了したことが示されます。
15:43:51.81 Info: CAC: 5264: TT47119-5264-5676-refresh04449: Autorefresh number 43 finished for interval 10000ms successfully 15:43:51.81 Info: CAC: 5264: TT47119-5264-5676-fresher01619: Autorefresh number 43 succeeded for interval 10000 milliseconds
タイムスタンプを調べ、自動リフレッシュが予想どおり処理されているかどうかを確認します。
サポート・ログの場所の設定の詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド』の「TimesTenデーモン属性の管理」を参照してください。