TTClassesの概要
TimesTen C++ Interface Classesライブラリ(TTClasses)は、データベースへのアクセスに使用する最も一般的なODBC機能のラッパーを提供します。これは、ODBCよりも使用しやすく、パフォーマンスも低下させないAPIに対する需要に応えるために開発されました。
TimesTenは、次をサポートしています。
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ODBC 2.5、拡張レベル1および一部の拡張レベル2機能
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ODBC 3.51コア・インタフェース適合
TTClassesの実装は、ODBC 2.5に基づいています。
Oracle TimesTen In-Memory Database C開発者ガイドのTimesTenのODBCサポートを参照してください。ODBCの一般情報は、ODBC APIのリファレンス・マニュアルを参照してください。
TTClassesは、TimesTenのODBCインタフェースにC++インタフェースを提供するだけでなく、TimesTen ClassicでサポートされているTimesTenのトランザクション・ログAPI(XLA)へのインタフェースも提供します。XLAではデータベース内の1つ以上の表を監視できます。その表が他のアプリケーションによって変更されると、その変更がXLAを介して監視アプリケーションに通知されます。XLA機能が最も一般的に使用される局面に対して、TTClassesは便利なインタフェースを提供します。XLAの一般的な情報については、Oracle TimesTen In-Memory Database C開発者ガイドのXLAおよびTimesTenのイベント管理を参照してください。
TTClassesは、TimesTen Data Managerを使用するアプリケーション・ソフトウェアを作成する際のベスト・プラクティスの推進も目的としています。このライブラリは、TimesTenを最適な方法で使用します。たとえば、自動コミットはデフォルトでは無効化されています。パラメータ化されたSQLが推奨されており、TTClassesでのその使用方法は、手動でコーディングされたODBCよりはるかに簡単になっています。