tablesizeコマンド
tablesizeコマンドでは、表の領域使用量の詳細な分析が表示されます。
指定された表の表サイズを分析するttComputeTabSizes組込みプロシージャを一度コールすると、tablesizeコマンドでは分析されたすべての表の合計サイズのデータが表示されます。
ノート:
『Oracle TimesTen In-Memory Databaseリファレンス』のttComputeTabSizesを参照してください。引数なしでtablesizeコマンドを実行すると、ttComputeTabSizesの計算がすでに実行された、すべての表に対する最大使用可能サイズ指定情報が表示されます。表を引数として指定すると、tablesizeによって、指定した表に対する使用可能サイズ指定のみが表示されます。
tablesizeの構文は次のとおりです。
tablesize [[owner_name_pattern.]table_name_pattern]次の例では、ttComputeTabSizes組込みプロシージャを起動し、employees表の表サイズが計算されます。次に、tablesizeコマンドによってemployees表のために収集されたサイズ指定情報が表示されます。
Command>call ttComputeTabSizes('employees');
Command>tablesize employees;
Sizes of USER1.EMPLOYEES:
INLINE_ALLOC_BYTES: 60432
NUM_USED_ROWS: 107
NUM_FREE_ROWS: 149
AVG_ROW_LEN: 236
OUT_OF_LINE_BYTES: 0
METADATA_BYTES: 1304
TOTAL_BYTES: 61736
LAST_UPDATED: 2011-06-29 12:55:28.000000
1 table found.
これらの値から、オーバーヘッドおよび総領域における該当の表の使用状況を把握できます。
次に例を示します:
NUM_FREE_ROWS値は、表に割り当てられた、現在使用されていない行数を表します。システムでは、空行に占有される領域をその他のシステム・オブジェクトまたは構造の保存に使用できません。- 表が占有する永続領域を計算するには、
TOTAL_BYTES値を使用します。 LAST_UPDATEDは、サイズの最終計算時刻になります。より最近の計算が必要な場合は、ttComputeTabSizesを再実行し、新しい出力を表示します。
各計算値の説明を確認するには、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseシステム表およびビュー・リファレンス』のSYS.ALL_TAB_SIZESの項を参照してください。