9.2.13.1 ahfctl compliance

ノート:

-setserviceupload-unsetserviceupload-getserviceupload-checkserviceupload-setdbupload-unsetdbupload-getdbupload-checkdbuploadおよび-sanitizeパラメータは非推奨になり、23.3で削除されました。かわりに次のコマンドを使用することをお薦めします。

  • ahfctl setuploadによって-setserviceuploadおよび-setdbuploadが置き換えられます。
  • ahfctl unsetuploadによって-unsetserviceuploadおよび-unsetdbuploadが置き換えられます。
  • ahfctl getuploadによって-getserviceuploadおよび-getdbuploadが置き換えられます。
  • ahfctl checkuploadによって-checkserviceuploadおよび-checkdbuploadが置き換えられます。
  • ahfctl redactによって-sanitizeが置き換えられます。

構文

ahfctl compliance -h
[-a]
[-acchk]
[-appjar]
[-applypatch]
[-apptrc]
[-asmhome]
[-asynch]
[-attachment]
[-autorun_id]
[-autoselect]
[-autostart]
[-autostart reset]
[-autostatus]
[-autostop]
[-autostop unset]
[-b]
[-baseline]
[-basic]
[-cellparallel]
[-cellparallelmax]
[-cells]
[-cellserial]
[-celltmpdir]
[-check]
[-checkdiscovery]
[-checkfaileduploads]
[-checkservicefaileduploads]
[-ciphers]
[-classicjson]
[-cleanup]
[-clusternodes]
[-cmupgrade]
[-configdir]
[-createprofile]
[-credfile]
[-cvuhome]
[-cvuonly]
[-db_config_name]
[-dball]
[-dbconfig]
[-dbnames]
[-dbnone]
[-dbparallel]
[-dbparallelmax]
[-dbserial]
[-debug]
[-decode]
[-decodezip]
[-deleteprofile]
[-diagpath]
[-diff]
[-disabledbupload]
[-disableserviceupload]
[-discovery]
[-discoverydir]
[-download]
[-downloadchecks]
[-duration]
[-ebs32bit]
[-ecra]
[-email_debuglevel]
[-enabledbupload]
[-enableserviceupload]
[-encode]
[-encodezip]
[-env]
[-escs_mgmt_proxy]
[-escs_user]
[-event]
[-excludecheck]
[-excludecvu]
[-excludedbnames]
[-excludediscovery]
[-excludemaa]
[-excludeprofile]
[-extzfsnodes]
[-f]
[-failedchecks]
[-fileattr]
[-fileattronly]
[-force]
[-from]
[-get]
[-getcheckxml]
[-getfromwallet]
[-getoutputdir]
[-h]
[-hardwaretype]
[-header]
[-help]
[-ibswitches]
[-ibtmpdir]
[-id]
[-identifier]
[-identitydir]
[-includecvu]
[-includedir]
[-includeprofile]
[-insecure]
[-javahome]
[-jdbcver]
[-json]
[-key]
[-localonly]
[-localuser]
[-lockcells]
[-logconf]
[-loglevel]
[-m]
[-merge]
[-modifyprofile]
[-module]
[-monthlyschedule]
[-mos_config_name]
[-mserver_conf]
[-nocleanup]
[-nocvu]
[-nodaemon]
[-nodeparallel]
[-nodeparallelmax]
[-nodeserial]
[-nopass]
[-noproxy]
[-nordbms]
[-noreport]
[-noscore]
[-noupgrade]
[-o]
[-orainst]
[-ordscheck]
[-ordsrmsetup]
[-ordssetup]
[-oss_config_name]
[-outfile]
[-output]
[-p]
[-packpollingtimeout]
[-perf_path]
[-postupgrade]
[-preupgrade]
[-probe]
[-profile]
[-purge_size]
[-querypatch]
[-r]
[-readenvconfig]
[-rediscovery]
[-remotedestdir]
[-remotehost]
[-remoteuser]
[-repair]
[-rmap]
[-rmdiscovery]
[-rollbackpatch]
[-rpackpollingtimeout]
[-runasroot]
[-s]
[-sendemail]
[-set]
[-setasm]
[-setcrs]
[-setemagent]
[-setinvloc]
[-setinwallet]
[-setjava]
[-setjdbcver]
[-setwls]
[-short]
[-show_critical]
[-showahfhome]
[-showdatadir]
[-showpass]
[-showrepair]
[-silentforce]
[-skip_security]
[-skip_usr_def_checks]
[-switches]
[-switchparallel]
[-switchparallelmax]
[-switchserial]
[-syslog]
[-systemtype]
[-t]
[-tag]
[-targetversion]
[-testemail]
[-tfa_version]
[-timeframe]
[-tls]
[-tmpdir]
[-torswitches]
[-trace]
[-u]
[-universal]
[-unlockcells]
[-unset]
[-unsetinwallet]
[-updatezip]
[-upgrade]
[-uploadfailed]
[-uploadservicefailed]
[-usediscovery]
[-username]
[-usesocket]
[-usessh]
[-v]
[-wallet_loc]
[-withdebugger]
[-withrepairdata]
[-zfsnodes]
[-zfssa]
[-zipfile]

パラメータ

表9-39 ahfctl complianceコマンドのパラメータ

パラメータ 説明

-a

ベスト・プラクティス・チェックおよび推奨パッチ・チェックを含むすべてのチェックを実行します。オプションを指定しない場合、ツールはデフォルトですべてのチェックを実行します。

-acchk アプリケーション・コンティニュイティ・チェックを実行します。
-acchkオプションを使用する前に、次の環境変数を設定してください。
  • RAT_AC_ASMJAR=asm-all-5.0.3.jarへのパス
  • RAT_JAVA_HOME=jdk8へのパス
  • RAT_AC_JDBCVER=JDBCのバージョン(12、12.0.1、18、18.2、19、19.1など)
  • RAT_AC_JARDIR=具象クラスについてjarファイルが存在するディレクトリ
  • RAT_AC_TRCDIR=データベース・カバレッジ・テストについてトレース・ファイルが存在するディレクトリ

前述の環境変数が設定されている場合、acchkを実行するためのパラメータを指定せずにorachkを実行できます。

環境変数のかわりにコマンドラインで値を渡すと、次のようになります。
ahfctl compliance -acchk 
-javahome path to jdk8 
-asmhome path to asm-all-5.0.3.jar 
-jdbcver jdbc version  
-appjar directory where jar files are present for concrete class 
-apptrc directory where database trace files are present to measure database coverage

オプションの変数であるRAT_ACTRACEFILE_WINDOW変数を日数に設定できます。この値に基づいて、RAT_ACTRACEFILE_WINDOWの日数より古いファイルは無視されます。

ノート:

-acchkは、データベース・カバレッジと具象クラスの両方について実行することも、データベース・カバレッジまたは具象クラスについてのみ個別に実行することもできます。

-appjar

jarファイルが存在するディレクトリを指定します。

-applypatch

orachk_bug_id.zipを指定した場合、指定したバグIDに対する新しいorachkパッチが適用されます。

orachk_data_timestamp.zipを指定した場合、指定したデータ・タイムスタンプに対する新しいorachkデータ・パッチが適用されます。

-apptrc

-apptrcは、-acchkとともに使用します。トレース・ファイルが存在するディレクトリを指定するために使用します。

-asmhome path to asm jar

acchkのasmホームを指定して設定します。

-asynch

バックグラウンドで実行されるリモートorachkを送信するために使用します。-asynchは、コマンド-remotehostと組み合せて使用します。

-attachment filename

-testemailとともに指定した場合、電子メール構成を検証するために添付を含むテスト電子メールが送信されます。添付はローカル・ノードに存在する必要があります。

-autorun_id

同じIDを持つautorunがすでに実行中である場合に、orachkを終了します。

-identitydir directory [-universal|-autoselect]

すべてのリモート・ホストに対するアイデンティティ・ファイルが存在するアイデンティティ・ファイル・ディレクトリを指定するために使用します。

-universal: 同じアイデンティティ・ファイルをすべてのリモート・ホストに適用できます。

-autoselect: 複数のリモート・ホストについてアイデンティティ・ファイルが自動的に選択されます。

アイデンティティ・ファイル名は、次のようなネーミング規則に従う必要があります。
  • id_ENCRYPTION.HOSTNAME.USER
  • id_ENCRYPTION.*.* (-universalを指定する場合)
  • id_ENCRYPTION.TAG.USER (-autoselectを指定する場合)

例: id_dsa.myhost67.root

RSAがデフォルトのSSH暗号化です。DSA SSH暗号化の場合は、RAT_SSH_ENCR="dsa"を設定します。

-autostart

自動起動により、orachkデーモンが自動的に設定され実行されます。

-autostart reset

デフォルト・スケジューラを起動しロードします。

-autostatus

スケジューラのステータスをチェックします。

-autostop

-autostopを使用して、autostartを削除します。これにより、デーモンが停止され、自動スケジュール・エントリがウォレットから削除されます。

-autostop unset

変更されていないデフォルト・スケジューラをすべて削除します。

-b

ベスト・プラクティス・チェックのみを実行します。

-baseline

-baselineオプションを-fileattrとともに使用して、ベースライン・スナップショット・パスを指定します。

-basic

utf-8文字エンコーディングを使用する-basic暗号化/復号化を使用します。

-cellparallel n

orachkをセルでパラレルに実行します。

n: セルで実行する子プロセスの数を指定します。デフォルトはCPUの25%です。

-cellparallelmax

orachkをセルでパラレルに実行します。

子プロセスの数は、CPUの最小数およびセルの数と等しくなります。

-cells

カンマ区切りのストレージ・サーバー名、または改行で区切られたストレージ・サーバー名を含むファイルを指定して、選択したストレージ・サーバーでのみorachkを実行します。

-cellserial

orachkをストレージ・サーバーでシリアルに実行します。

-celltmpdir path

RAT_CELL_TMPDIRを内部的に設定します。ストレージ・サーバーに関するorachkファイルをデフォルト以外の場所に作成します。

-check

特定のチェック・セットを実行します。コマンド・プロンプトでチェックIDを指定します。

-checkdiscovery

orachkのキャッシュ検出が存在するかどうかをチェックします。

-checkfaileduploads

アップロードが失敗した収集のリストを出力します。

-checkservicefaileduploads

サービス・アップロードが失敗した収集のリストを出力します。

-ciphers list of ciphers

curl OSSアップロードの暗号を指定します。

-classicjson

結果、例外および推奨事項を含む有効なJSONファイルを生成します。

-cleanup

一時ディレクトリをクリーン・アップします。

-clusternodes

ノード名のカンマ区切りリスト、または改行で区切られたノード名を含むファイルを指定して、ノードのサブセットでのみ実行します。

-cmupgrade

Collection Managerの新しいバージョンが使用可能であり、データベース・アップロード・パラメータがorachkウォレット内に設定されている場合、Collection Managerをアップグレードします。

-configdir dir

ORDSを構成するために使用します。

-createprofile

カスタム・プロファイルを作成します。カスタム・プロファイル名に続けて、移入するチェックIDのカンマ区切りリストを指定します。

-credfile credential file

資格証明ファイルを指定するために使用します。非対話型モードで実行するには、この資格証明ファイルが必要です。

-cvuhome

このパラメータでは別のクラスタ検証ユーティリティ(CVU)ホームを指定できます。指定しない場合、GRIDホームのCVUが実行されます。

-cvuonly

クラスタ検証ユーティリティ(CVU)関連のチェックのみを実行します。

-db_config_name db name

データベース・アップロード構成の名前を設定するために使用します。

-dball

システムで検出されたすべてのデータベースに対してデータベース・チェックを実行します。データベースの選択を求めません。

-dbconfig

データベース・ホームおよび対応する名前のカンマ区切りリストを指定して、データベースのサブセットでのみ実行します。データベースの選択を求めません。

データベース・ホームおよび対応する名前は「%」で区切り、ホームに対応するdbnameは「:」で区切ります。

-dbnames db_names

データベース名のカンマ区切りリストを指定して、データベースのサブセットでのみ実行します。

-dbnone

すべてのデータベース・チェックをスキップします。データベースの選択を求めません。

-dbparallel n

SQLSQL_COLLECTおよびオペレーティング・システム・チェックをパラレルに実行します。

n: 子プロセスの数を指定します。デフォルトはCPUの25%です。

-dbparallelmax

SQLSQL_COLLECTおよびオペレーティング・システム・チェックをパラレルに実行します。

子プロセスの数は、CPUの最小数およびデータベースの数と等しくなります。

-dbserial

SQLSQL_COLLECTおよびオペレーティング・システム・チェックをシリアルに実行します。

-debug [-module]

orachkをデバッグ・モードで実行し、デバッグ・ログを生成します。

-decodezip zipfilename

暗号化された収集を復号化するために使用します。

-deleteprofile

指定したカスタム作成プロファイルを削除します。

-diagpath path

ストレージ・サーバー診断パッケージをコピーするパスを指定します。

-diff

2つのHTMLレポート間の差異を報告します。

例: -diff old_report new_report [-outfile output_HTML] [-force]

old_reportおよびnew_reportとしてディレクトリ名、ZIPファイルまたはHTMLレポート・ファイルを指定します。

-disabledbupload

データベース・アップロード・パラメータがウォレット内に設定されている場合にデータベース・アップロードを無効にします。

データベース・アップロードのデフォルトの動作は有効です。

-disableserviceupload

サービス・アップロード・パラメータがウォレット内に設定されている場合にサービス・アップロードを無効にします。

サービス・アップロードのデフォルトの動作は有効です。

-discovery

将来のorachkの実行に使用できるキャッシュ検出データ。

-discoverydir location

orachkのキャッシュ検出の場所を指定します。

-download

Oracle Webサイトからorachk.zipファイルをダウンロードします。

-downloadchecks

Oracle Trace File Analyzerからuser_defined_checks.xmlファイルをダウンロードします。

-duration duration

durationパラメータは、ストレージ・サーバー診断パッケージに含めるログおよびトレースの時間数を指定します。有効な値は1 (デフォルト)から6です。

-ebs32bit

LinuxでEBS 32ビット・データベースに対してorachkを実行します。

-ecra

orachkがECRAから実行されることを指定するために使用します。

-email_debuglevel [1|2]

指定すると、電子メール接続およびサーバーとの間で送受信されるすべてのメッセージに関するデバッグ・メッセージが表示されます。

-enabledbupload

データベース・アップロード・パラメータがウォレット内に設定されている場合にデータベース・アップロードを有効にします。

データベース・アップロードのデフォルトの動作は有効です。

-enableserviceupload

サービス・アップロード・パラメータがウォレット内に設定されている場合にサービス・アップロードを有効にします。

サービス・アップロードのデフォルトの動作は有効です。

-encodezip zipfilename

収集を暗号化します。

-env env type

環境タイプを設定します。

env typeとしてNORMAL/AHF/ATP値を指定します。

-escs_mgmt_proxy

orachkがExascaleサービス管理プロキシから実行されることを指定するために使用します。

-escs_user

-escs_userオプションはExascaleに適用可能です。

sudoがセルで構成されており、セルにSSHを実行できるユーザーでチェックを実行するユーザーを指定します。

-event [filename:pattern:task[,filename:pattern:task]]|1

デーモン・モードに適用可能です。

RAT_SYS_EVENTSを内部的に設定します。指定したパターンについて指定したファイルを監視し、指定したタスクに従ってorachkの実行を開始します。

1: デフォルト・パターンについてデフォルト・ファイルを監視し、対応するデフォルト・タスクに従ってorachkの実行を開始します。

filename:pattern,task: patternについてfilenameを監視し、指定したtaskに従ってorachkの実行を開始します。

-excludecheck

特定のチェック・セットを除外します。コマンド・プロンプトでチェックIDを入力します。

-excludecvu

指定した場合、クラスタ検証ユーティリティ(CVU)関連のチェックが除外されます。

-excludedbnames db_names

除外するデータベース名のカンマ区切りリストを指定します。

-excludediscovery

検出されたディレクトリを除外します。

-fileattr [start|check]オプションとともに使用します。

-excludemaa

最大可用性アーキテクチャを除外します。

-excludeprofile profile1,profile2,...

指定したプロファイルを除外します。

-extzfsnodes

カンマ区切りの外部ZFSストレージ・アプライアンス名を指定して、選択した外部ストレージ・アプライアンスでのみorachkを実行します。

-failedchecks

以前の実行のFAILINFOまたはWARNINGチェックを実行する場合に使用します。

HTMLファイル、収集、またはHTMLファイルを含む出力ディレクトリを指定します。

-fileattr

ファイル属性の変更をチェックします。

オプション:
  • start: 検出されたディレクトリのファイル属性のスナップショットを取得します。
  • check: 検出されたディレクトリの最新のスナップショットを取得し、以前のスナップショットと比較します。
  • remove: ファイル属性のスナップショットおよび関連するファイルを削除します。
  • -includedir: ファイル属性をチェックするために、コマンドラインで指定したディレクトリを含めます。
  • -excludediscovery: 検出されたディレクトリを除外します。
  • -baseline baseline snapshot path
  • -fileattronly: ファイル属性チェックのみを実行し、orachkを終了します。

-fileattronly

ファイル属性チェックを実行し、orachkを終了します。

-fileattrオプションとともに使用します。

-force

-forceは、-diffまたは-mergeとともに使用します。

-diffとともに-forceオプションを使用すると、異なるプロファイル収集またはプロファイルが非プロファイル収集と比較されます。

-mergeとともに-forceオプションを使用すると、dom0domuまたはグローバル・ゾーンとローカル・ゾーンからの収集がマージされます。

-from time

ストレージ・サーバー診断パッケージのログおよびトレースの収集をいつ開始するかを指定します。

セルのdiagpackの開始時間の形式は次のとおりです。
  • Mon/dd/yyyy hh:mm:ss
  • yyyy-MM-dd hh:mm:ss
  • yyyy-MM-ddThh:mm:ss
  • yyyy-MM-dd
  • now

-get parameter or all [-id ID]

指定したデーモン・パラメータまたはすべてのパラメータの値を表示します。

-id IDとともに使用して、指定した自動実行スケジュールIDの値を取得します。

サポートされているパラメータは次のとおりです。
  • autorun_schedule
  • autorun_flags
  • notification_email
  • collection_retention

-getcheckxml

実行するユーザー定義チェックを取得します。ユーザー定義チェックはXML形式で記述されます。

-getfromwallet

ウォレット内のキーのエントリを取得します。

-getoutputdir

出力ディレクトリを出力します。

-hardwaretype generation-socket

orachkが正しいチェック・セットを実行できるように、システムのハードウェア生成およびソケットを指定します。ソケットは、Exadataについてのみ必須です。

-header header

executionIdahf.propertiesファイルに格納します。

-ibswitches

カンマ区切りのInfiniBandスイッチ名を指定して、選択したInfiniBandスイッチでのみorachkを実行します。

-ibtmpdir path

RAT_IB_TMPDIRを内部的に設定します。

スイッチに関するorachkファイルをデフォルト以外の場所に作成します。

-identifier SR or BUG Number

SRまたはBUG番号を指定します。

-identitydir directory [-universal|-autoselect]

すべてのリモート・ホストに対するアイデンティティ・ファイルが存在するアイデンティティ・ファイル・ディレクトリを指定します。

オプション:
  • -universal: 同じアイデンティティ・ファイルをすべてのリモート・ホストに適用できます。
  • -autoselect: 複数のリモート・ホストについてアイデンティティ・ファイルが自動的に選択されます。

-includecvu

クラスタ検証ユーティリティ(CVU)関連のチェックを含めます。

-includedir

ファイル属性をチェックするために、コマンドラインで指定したディレクトリを含めます。

-fileattrオプションとともに使用します。

-includeprofile

既存のチェック・リストに対してプロファイルのカンマ区切りリストを指定します。

ahfctl compliance -includeprofile profile1, profile2...

ノート:

次のことはできません。

  • -includeprofileオプションと-profileオプションを一緒に使用する
  • -includeprofileオプションと-excludeprofileオプションを一緒に使用する

-insecure <True/False>

セキュリティを有効または無効にします。

-javahome

-javahomeオプションは、-acchkとともに使用します。-javahomeオプションは、JDK8インストールのJAVA_HOMEディレクトリを指定するために使用します。

-jdbcver jdbc version

acchkのJDBCバージョンを指定するために使用します。

-json

有効なJSONファイルを生成するために使用します。

-key key

指定した場合、このキーを暗号化または復号化に使用します。

-localonly

ローカル・ノードでのみチェックを実行します。

-localuser

-localuserオプションを使用すると、ユーザーは、sudoが構成されており、リモート・ノードでSSHを実行できるユーザーでrootチェックを実行できます。

-lockcells all | -cells [cell names or cell IPs separated by comma][file containing cell names or IPs separated by newline]

ストレージ・セルをロックします。ExadataおよびSuperClusterにのみ適用可能です。

-logconf filename

ロギング構成を含むファイルを指定します。

-loglevel DEBUG|INFO|WARNING|ERROR|CRITICAL|NOTSET

ロギング・レベルを設定します。

-m

最大可用性アーキテクチャ(MAA)スコアカードのチェックを除外します。

-merge [-force]

ディレクトリまたはzipファイルのカンマ区切りリストを指定することにより、レポートをマージします。

オプション:
  • -force: dom0domuまたはグローバル・ゾーンとローカル・ゾーンからの収集をマージします。

-modifyprofile

カスタム・プロファイルを変更します。

プロファイル名に続けてカンマ区切りのチェックIDを指定します。チェックがプロファイル内に存在する場合、それらは削除されます。そうでない場合は、チェックが追加されます。

-debug [-module]

orachkをデバッグ・モードで実行し、指定したリージョンのデバッグ・ログを生成します。

有効なモジュールは次のとおりです。
  • setup
  • discovery
  • execution
  • output

-mos_config_name mos config name

MOSアップロード構成の名前を指定します。

-mserver_conf hostname[port,debuglevel]

電子メール・サーバー構成の詳細。

オプション:
  • hostname: SMTPホスト・サーバーの名前またはIPアドレス。
  • port: SMTPホスト・サーバーのポート。
  • debuglevel: 0または1を指定できます。電子メールの詳細出力を表示します

-nocleanup

一時ディレクトリをクリーン・アップしないように指定します。

-nocvu

クラスタ検証ユーティリティ(CVU)関連のチェックを除外します。

-nodaemon

デーモンにコマンドを送信しません。対話型で使用します。

-nodeparallel n

orachkをリモート・ノードでパラレルに実行します。

n: リモート・ノードで実行する子プロセスの数を指定します。デフォルトはCPUの25%です。

-nodeparallelmax

orachkをリモート・ノードでパラレルに実行します。

子プロセスの数は、CPUの最小数およびリモート・ノードの数と等しくなります。

-nodeserial

orachkをコンピュート・ノードでシリアルに実行します。

-nopass

合格したチェックをorachkレポートに出力せず、データベースにアップロードします。

-noproxy <True/False>

プロキシを無効または有効にするために使用します。

-nordbms

CRSはインストールされているが、Oracle Databaseがインストールされていなくても、ユーザーがorachkを実行する場合、ユーザーはこのオプションを指定できます。

-noreport

HTMLレポートを生成しないように指定します。

-noscore

orachk HTMLレポートにヘルス・スコアを出力しないように指定します。

-noupgrade

RAT_UPGRADE_LOCで指定された場所に新しいバージョンがある場合でも、アップグレードを要求されないようにする場合、-noupgradeオプションを指定します。

-ordscheck

ORDSが設定されているかどうかを確認できます。

ORDSが設定されている場合、REST APIを使用して実行を送信するために使用されるURLが出力されます。

-ordsrmsetup

ORDS設定を削除します。収集が見つからない場合は、実行中のデーモンを停止し、ORDSユーザーのホーム・ディレクトリを削除します。以前の実行の収集が見つかった場合は、設定を削除するかどうかを決定する前に、ユーザーにプロンプトを表示します。

-ordssetup [dir where ords.war is present [-configdir dir used for configuring ORDS]] [-ordshomedir Any directory which has write permission]

システムでORDSを設定します。

オプション
  • -configdirはオプションです。-configdirを指定しない場合、ords.warが存在するdirconfigdirとみなされます。
  • -ordshomedirはオプションです。useraddを実行してデフォルトのホーム・ディレクトリを作成する権限がrootにない場合は、このディレクトリを指定する必要があります。-ordshomedirを指定すると、ユーザー・ホームは-ordshomedirとともに渡されるパスになります。

-oss_config_name ossconfigname

OSSアップロード構成の名前を指定します。

-outfile

-outfileオプションは、-diffとともに使用します。出力ファイルの名前を手動で指定するために使用します。

-output path

RAT_OUTPUTを内部的に設定します。orachkの収集zipファイルおよび出力ディレクトリをデフォルト(現在)以外の場所に作成します。

-p

パッチ・チェックのみを実行します。

-packpollingtimeout timeout(in secs)

送信されたストレージ・サーバー診断パッケージの生成が終了するまでorachkが待機する時間を指定します。

-postupgrade

11.2.0.4以上のデータベースに対してアップグレード後のベスト・プラクティス・チェックを実行します。

-preupgrade

11.2.0.4以上のデータベースに対してアップグレード前のベスト・プラクティス・チェックを実行します。

-probe

Enterprise ManagerのプローブXMLを生成します。

-profile profile1, profile2,...

プロファイルのカンマ区切りリストを指定して、指定したプロファイル内のチェックのみを実行します。

-purge_size

特定のサイズより大きいコンプライアンス・データをパージするように指定します。

-querypatch

インストールされているすべてのorachkパッチ、あるいは指定したバグIDまたはデータ・タイムスタンプに対するパッチの詳細をリストします。

-readenvconfig

構成ファイルを読み取ります。このファイルには、RAT環境変数を使用して以前に設定されたパラメータが含まれています。

-rediscovery

将来のorachkの実行に使用できるキャッシュ検出データをリフレッシュします。

-remotedestdir

リモート宛先ディレクトリを指定して、orachkの実行をその場所から行うことができるようにします。

-remotehost

リモート・システムでorachkを起動するために使用します。リモート・システムでの実行が終了すると、orachkは収集zipをローカル・ホストに返します。この機能を使用するには、リモート・システムに接続するためのアイデンティティ・ファイルが必要です

-remoteuser

orachkを実行するリモート・ユーザーを指定します。-remoteuserは、-remotehostと組み合せて使用します。

-repair file|checkids|all

チェックを修復します。

オプション:
  • file: 修復する必要があるチェックIDを含むファイル。
  • checkids: 修復する必要があるカンマ区切りのチェックID。
  • all: すべてのチェックを修復します。

-rmap

サニタイズされた要素の逆マップを出力します。

-rmdiscovery

キャッシュ検出データを削除します。

-rollbackpatch

適用されたパッチorachk_bug_id.zipをロールバックし、パッチが適用された時点の以前の状態にします。

適用されたデータ・パッチorachk_data_timestamp.zipをロールバックし、リリースされている本番バージョンにします。

-rpackpollingtimeout timeout(in secs)

以前に送信された(時間枠内)ストレージ・サーバー診断パッケージの生成が終了するまでorachkが待機する時間を指定します。

-runasroot

昇格されたユーザーによってrootユーザーとして実行されます。ユーザーを昇格するには、ahfctl access promote -user usernamerootユーザーとして実行します。

-sendemail "notification_email=emailaddress[,emailaddress]"

orachkの実行レポートを電子メールで送信します。

-set parameter or all [-id ID]

自動実行のパラメータを設定します。

param1=value1;param2=value2...のようなorachkデーモン・パラメータを構成します。

-id IDを指定すると、指定した自動実行スケジュールIDのorachkデーモン・パラメータが構成されます。

-setasm path to asm home

ASM HOMEを設定します。

-setcrs crs home

crsホームを設定します。

-setemagent path to em agent home

EMエージェント・ホームを設定します。

-setinvloc path to inventory location

インベントリの場所を設定します。

-setinwallet wallet_key1,wallet_key2,...

キーと値のペアのエントリをウォレット内に設定します。

-setjava path to java home

Javaホームを設定します。

-setjdbcver jdbc version

JDBCバージョンを設定します。

-setwls path to wls home

Weblogicサーバー・ホームを設定します。

-short

短縮バージョンを出力します。

-show_critical

デフォルトでクリティカルなチェックをorachkレポートに表示します。

-showahfhome

AHFホーム・ディレクトリを表示します。

-showdatadir

orachkデータ・ディレクトリを表示します。

-showpass

デフォルトで合格したチェックをorachkレポートに表示します。

-showrepair checkid

チェック修復コマンドを表示します。

checkid: 指定したチェックIDの修復コマンドを表示します。

-silentforce

orachkを非対話型モードで実行します。実行では入力が要求されないため、デフォルト値が考慮されます。

-skip_security

セキュリティ検証をスキップします。

-skip_usr_def_checks

ユーザー定義のXMLファイルで指定されたチェックを実行しません。

-switches switch1, switch2,....

カンマ区切りのスイッチ名を指定して、スイッチでorachkを実行します。

-switchparallel n

orachkをスイッチでパラレルに実行します。

n: スイッチで実行する子プロセスの数を指定します。デフォルトはCPUの25%です。

-switchparallelmax

orachkをスイッチでパラレルに実行します。

子プロセスの数は、CPUの最小数およびスイッチの数と等しくなります。

-switchserial

orachkをスイッチでシリアルに実行します。

-syslog

RAT_SEND_TO_RSYSLOGを内部的に設定します。orachkは、JSON結果をsyslogに書き込みます。

-tag tagname

tagnameをレポート名に追加します。tagnameには英数字のみが含まれている必要があります。

-targetversion

データベースのターゲット・バージョンを指定するには、-targetversion-preupgradeとともに使用します。有効なデータベース・ターゲット・バージョンを指定し、再度実行してください。

-testemail "notification_email=emailaddress[,emailaddress]"

電子メール構成を検証するためにテスト電子メールを送信します。

-timeframe timeframe (in secs)

開始時間が時間枠内である場合、orachkはストレージ・サーバー診断パッケージを選択します。

-tls tlsversion

curl OSSアップロードのTLSのバージョンを指定します。

-tmpdir path

RAT_TMPDIRを内部的に設定します。orachkの一時ファイルをデフォルト(現在のユーザー・ホーム)以外の場所に作成します。

-torswitches

カンマ区切りのトップ・オブ・ラック・スイッチ名を指定して、選択したトップ・オブ・ラック・スイッチでのみorachkを実行します。

-identitydir directory [-universal|-autoselect]

すべてのリモート・ホストに対するアイデンティティ・ファイルが存在するアイデンティティ・ファイル・ディレクトリを指定します。

オプション:
  • -universal: 同じアイデンティティ・ファイルをすべてのリモート・ホストに適用できます。
  • -autoselect: 複数のリモート・ホストについてアイデンティティ・ファイルが自動的に選択されます。

-unlockcells all | -cells [cell names or cell IPs separated by comma][file containing cell names or IPs separated by newline]

ストレージ・セルのロックを解除します。ExadataおよびSuperClusterにのみ適用可能です。

オプション:
  • all: 使用可能なすべてのセルのロックを解除します。
  • -cells: セル名またはセルIPアドレスのカンマ区切りリスト。

-unset parameter or all [-id ID]

設定したパラメータの設定を解除します。

-id IDを指定すると、指定した自動実行スケジュールIDのパラメータの設定が解除されます。

-unsetinwallet

ウォレット内のキーと値のペアのエントリを削除します。

-updatezip

解凍されたツールキットのウォレットでorachk.zipウォレットを更新します。

-upgrade

RAT_UPGRADE_LOCで指定された場所に新しいバージョンがある場合、実行するorachkのバージョンを強制的にアップグレードします。

-uploadfailed all | [comma-delimited list of collections]

収集をデータベースにアップロードします。

-uploadservicefailed all | [comma-delimited list of collections]

収集をサービスにアップロードします。

-usediscovery

orachkの実行にキャッシュ検出データを使用するように指定します。

-username username

ユーザー名を指定します。URLを取得するにはユーザー名が必要です。

-usesocket

Oracle Trace File Analyzerソケットを使用して実行するように指定します。

-usessh

完全なAHFインストールでは、orachkはソケット接続を使用してリモート・コンピュート・ノードと通信します。usesshは、orachkがSSHプロトコルを使用してリモート・コンピュート・ノードと通信するよう強制します。

-v

バージョンを表示します。

-wallet_loc

ウォレットのカスタムの場所を指定します。これを設定すると、ウォレットのデフォルトの場所がオーバーライドされます。

-zfsnodes

ZFSストレージ・アプライアンス名のカンマ区切りリストを指定して、選択したストレージ・アプライアンスでのみorachkを実行します。

-zfssa

orachkを実行するZFSストレージ・アプライアンス名のカンマ区切りリストを指定します。

-zipfile zipfile for MOS upload

MOSアップロードのzipを設定します。