9.2.5.4 ahfctl setupload

ahfctl setuploadコマンドを使用して、アップロード・パラメータを設定します。

AHF 23.8

AHF 23.8以降では、オブジェクト・ストアがAHFの一部として構成されている場合に、AHFインサイト・レポートを自動的にアップロードできます。AHFインサイト・レポートをアップロードすると、Oracle Cloud Operationsでベスト・プラクティス構成におけるシステム・ヘルス問題点および相違点を迅速かつ効率的に特定、調査、追跡および解決するために役立ちます。

Oracle Autonomous Database on Dedicated Exadata InfrastructureおよびOracle SaaS

RESTエンドポイント(オブジェクト・ストア)を設定するには、次を実行します。
ahfctl setupload -name oss -type https -user <user> -url <object_store> -password
AHFインサイト・レポートをオブジェクト・ストアにアップロードするには、次を実行します。
ahf analysis create --type insights
.

setuploadコマンドは、rootまたはroot以外のユーザーとして実行できます。

構文

ahfctl setupload 
[-h][--help] 
[-all] 
[-type TYPE] 
[-name NAME] 
[-user USER]
[-password] 
[-server SERVER] 
[-url URL]
[-proxy PROXY]
[-noauth NOAUTH]
[-https_token HTTPS_TOKEN]
[-request REQUEST]
[-header HEADER] 
[-secure SECURE]
[-connectstring CONNECTSTRING]
[-uploadtable UPLOADTABLE]
[-port PORTNUMBER]

パラメータ

表9-21 ahfctl setuploadコマンドのパラメータ

パラメータ 説明

all

すべてのパラメータ。

type

エンドポイントのタイプを指定します。たとえば、httpssftpsqlnet

name

構成に一意のわかりやすい名前を指定します。たとえば、My Oracle Supportにアップロードする場合はmosconfig

user

エンドポイントへのアクセス権限を持つユーザーを指定します。たとえば、upload.user@example.com

password

ユーザーのパスワードを指定します。

server

ファイルをアップロードするサーバーの名前を指定します。たとえば、bugsftp.example.com

url

HTTPSタイプの場合にファイルをアップロードするターゲットURLを指定します。たとえば、https://samplehost.com

proxy

プロキシ・サーバーのURLを指定します。たとえば、www.example.com:80

noauth

trueおよびfalseを指定します。デフォルト値はfalseです。

noauthtrueに設定されている場合、HTTPSアップロードは認証をスキップします。

たとえば、ユーザー/パスワード認証が不要なPARの事前認証済URLにファイルをアップロードします。

request

リクエスト・タイプ(POSTなど)を指定します。

https_token

構成中に静的ヘッダー値を指定します。たとえば、HTTPSエンド・ポイントの構成中に認証トークンを設定します。

例: ahfctl setupload -name config -type https -https_token 'abc:13'

-https_token headersコマンド・オプションをtfactl uploadコマンドに渡すことで、アップロード時に動的ヘッダーを渡すこともできます。

たとえば: -H 'X-TFA-REQUESTID: 1'

header

executionIdahf.propertiesファイルに格納します。

たとえば、ヘッダーを設定する場合: ahfctl setupload -name a1 -type https -header X-TFA-HEADERS:executionId=aeldb1db01_2020.06.16_19.20.55.15336025

secure

trueまたはfalseを指定します。デフォルト値はtrueです。

証明書のセキュアな値チェックを指定します。

securefalseに設定されている場合、uploadコマンドはセキュアでないアップロードを実行します。

connectstring

ファイルをアップロードするデータベースにログインするためのデータベース接続文字列を指定します。

たとえば、(DESCRIPTION = (ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST = host)(PORT = 1521))(CONNECT_DATA =(SERVER = DEDICATED)(SERVICE_NAME = orcl)))

uploadtable

ファイルをアップロードする表の名前をBLOB型として指定します。

たとえば、Oracle Orachkの収集結果をCollection Managerにアップロードする場合は、これをRCA13_DOCSに設定します。

port

カスタム・ポート番号を指定します。ポートを指定しなかった場合は、デフォルトで443が使用されます。ポート番号は、0から65353までの範囲で設定できます。

MOS構成を設定するには、次のようにします。
ahfctl setupload -name mos -type https -user sample_user@domain.com -url https://transport.oracle.com/upload/issue
MOS構成のプロキシを設定するには、次のようにします。
ahfctl setupload -name mos -type https -proxy www-proxy.server.com:80
カスタム・ポートを設定するには:
ahfctl setupload -name my_upload -type https -url 'https://samplehost.com' -https_token "abc:13" -header Content Type:application/json -port 4545
tfactl uploadを使用してMOSにアップロードするには、次のようにします。
tfactl upload -name mos -id 3-23104325631 -file /opt/oracle.ahf/data/repository/auto_srdc_ORA-00600_20200706T18:58:09_myserver1.zip
tfactl diagcollectを使用してMOSにアップロードするには、次のようにします。
tfactl diagcollect -upload mos -srdc ORA-00600 -id 3-23104325631
または
tfactl diagcollect -srdc ORA-00600 -sr 3-23104325631

ノート:

構成名がmosであることを確認してください。