9.6.8 oclumon chmdiag collect

oclumon chmdiag collectコマンドを使用して、CHMDiagで生成されたすべてのイベントまたはアクションのデータを、指定の出力ディレクトリの場所に収集します。このコマンドは主に、Oracle Trace File Analyzerで使用され、問題のあるウィンドウ内にあるすべてのイベントまたはアクションを収集します。

構文

oclumon chmdiag collect 
[-h] 
[--outdir OUTDIR] 
[--gzip] 
[-s S] 
[-e E] 
[--last LAST] 
[--evtids EVTIDS [EVTIDS,...]] 
[--actids ACTIDS [ACTIDS,...]] 
[--compids COMPIDS [COMPIDS,...]] 
[--inputdir INPUTDIR]
[--logdir LOGDIR]

パラメータ

表9-149 oclumon chmdiag collectコマンドのパラメータ

パラメータ 説明

--outdir OUTDIR

収集したデータが書き込まれるディレクトリの場所を指定します。

-gzip

出力ディレクトリ・データをgzipファイルに圧縮するように指定します。

-s S

コレクションの開始タイムスタンプをYYYY-MM-DDTHH24:MI:SS-z形式で指定します。

-e E

コレクションの終了タイムスタンプをYYYY-MM-DDTHH24:MI:SS-z形式で指定します。

--last LAST

特定の期間のログを収集するように指定します。期間はnd|h|m|sとして指定できます。

説明:
  • dは日数
  • hは時間数
  • mは分数
  • sは秒数
  • nは浮動小数点数

たとえば、--last 1d2h3m1sなどです。

--evtids EVTIDS

指定したイベントIDのイベントのみを収集するように指定します。

--actids ACTIDS

指定したアクションIDのアクションのみを収集するように指定します。

--compids COMPIDS

指定したコンポーネント・セットによって生成されたすべてのイベントまたはアクションを収集するように指定します。

--inputdir INPUTDIR

chmdiagログ・ファイルを含むディレクトリの絶対パスを指定します。

--logdir LOGDIR

ディレクトリの絶対パスを指定します。これにはスクリプト実行ログが含まれます。

例9-130 oclumon chmdiag collect

oclumon chmdiag collect --outdir /outdir/path/
oclumon chmdiag collect --last 1.5h --outdir /outdir/path/