4.10.3 複合フィルタを使用したサブグラフの作成

この例では、少し複雑なフィルタを使用しています。ここでは、識別子の出力エッジの数(出力srcまたは入力dst)を計算するoutDegree関数を使用します。次のフィルタ式は、costプロパティ値が50を超え、outDegreeが1を超える入力頂点(ノード)のエッジと一致します。

dst.outDegree() > 1 && edge.cost > 50

次の図に示すように、サンプル・グラフの1つのエッジがこのフィルタ式と一致します。

図4-7 outDegreeフィルタと一致するエッジ

図4-7の説明が続きます
「図4-7 outDegreeフィルタと一致するエッジ」の説明

次の図は、フィルタを適用した結果のグラフを示します。フィルタは頂点99と1908に対応するエッジを除外するため、その頂点も除外します。

図4-8 outDegreeフィルタで作成されたグラフ

図4-8の説明が続きます
「図4-8 outDegreeフィルタで作成されたグラフ」の説明