データ・モデルのプロパティ

ランタイム構成ページに、データ・モデルのプロパティの値がリストされます。データ・モデルのプロパティの値は、インスタンスに使用されるコンピュート・シェイプによって異なります。

プロパティ 説明 デフォルト
データ生成の最大データ・サイズ制限 データ・モデルの実行で生成できるXMLデータのサイズを制限します。 500MB
最大サンプル・データ・サイズ制限 データ・モデル・エディタからアップロードできるサンプル・データ・ファイルのサイズを制限します。 1MB
データ・モデル・スケーラブル・モードの有効化 メモリー不足状態を防止します。trueに設定すると、データ・エンジンはデータの処理時にディスク領域を利用します。 True
自動DBフェッチ・サイズ・モードの有効化 メモリー不足状態は回避されますが、処理時間が大幅に長くなることがあります。この設定は、数百列の複雑な問合せを頻繁に処理する場合にのみ使用することをお薦めします。trueに設定すると、列の合計数およびデータセット内の問合せ列の合計数に従って、実行時にデータベースのフェッチ・サイズが設定されます。「DBフェッチ・サイズ」設定を無視します。このプロパティは、データ・モデル・レベルのデータベース・フェッチ・サイズのプロパティをオーバーライドします。 True

DBフェッチ・サイズ

データ・モデルのデータベース・フェッチ・サイズを制限します。このプロパティ値が有効になるのは、「自動DBフェッチ・サイズ・モードの有効化」がFalseに設定されている場合のみです。 20 (行)

SQL問合せタイムアウト

スケジュール済レポートのSQL問合せのタイムアウト値を指定します。

600秒

データ・モデル診断の有効化

trueに設定すると、データセット詳細、メモリーおよびSQL処理時間情報をログ・ファイルに書き込みます。デバッグ目的限定で、このプロパティをtrueに設定することをお薦めします。このプロパティを有効にすると、処理時間が長くなります。 False

SQLセッション・トレースの有効化

trueに設定すると、処理されるSQL問合せごとに、PublisherはSQLセッション・トレース・ログをデータベースに書き込みます。データベース管理者はこのログを調査できます。 False
SQLプルーニングの有効化 標準SQLを使用するOracle Database問合せのみに適用されます。問合せにより戻される列が多数あり、サブセットのみをレポート・テンプレートで使用する場合、SQLプルーニングによりテンプレートで必要な列のみが戻されます。このプロパティを有効にすると、処理時間が短くなり、メモリーの使用が削減されます。SQLプルーニングは、PDF、ExcelおよびE-textテンプレート・タイプに対して適用できません。 False
データのチャンク化の有効化 trueに設定すると、個々のデータ・モデル、レポートおよびレポート・ジョブに対してXMLデータ・チャンクを有効にできます。

このプロパティを選択し、「データ・チャンク・サイズ」プロパティに適した値を指定して、大規模で実行に時間のかかるレポートを処理します。

False
データ・チャンク・サイズ 各データ・チャンクのデータ・サイズを指定します。「データのチャンク化の有効化」プロパティがtrueに設定されている場合にのみ適用されます。 300MB
DVデータ行の上限 データセットから取得できる行数を制限します。 2000000
パラメータ値から先行および後続のスペースを切捨て データ・モデルのパラメータ値から先行および後続のスペースを切り捨てます。 True
LOBのライン・フィードとキャリッジ・リターンを除外 データのキャリッジ・リターンおよびライン・フィードを除外する場合は、このオプションを選択します。 False