ゲスト・ユーザーの有効化

Publisherでは、ゲスト・フォルダを定義することにより、特定のレポートに対するパブリック・アクセスを構成できます。すべてのユーザーは、資格証明を入力することなくこのフォルダのレポートにアクセスできます。

ノート:

Publisherが共有カタログを使用している、またはOracle Analytics Serverでインストールされている場合、ゲスト・アクセスはサポートされません。

シングル・サインオンでは、ゲスト・アクセスはサポートされません。

ゲスト・ユーザーがアクセス権限を持っているのはゲスト・フォルダに対してのみであるため、レポートの表示に必要なすべてのオブジェクトは、ゲスト・フォルダに含まれている必要があります。したがって、レポートやデータ・モデル、および、該当する場合にはサブ・テンプレートやスタイル・テンプレートも、ゲスト・フォルダに含まれている必要があります。ゲスト・ユーザーには読取りアクセス権のみを付与する必要があります。

ゲスト・ユーザーには、レポート・データソースに対するアクセス権も付与する必要があります。

  1. 「共有フォルダ」の下に、パブリック・アクセスを付与するフォルダを作成します。
  2. 「管理」をクリックします。
  3. 「セキュリティ・センター」,で「セキュリティ構成」を選択します。
  4. 「ゲスト・アクセス」で、「ゲスト・アクセスを許可」を選択します。
  5. パブリック・アクセス用に作成したフォルダの名前を入力します。
  6. Publisherを再起動します。
  7. ゲスト・ユーザーがアクセスできるゲスト・フォルダに、フォルダ、レポート、データ・モデル、サブ・テンプレート、スタイル・テンプレートなどのオブジェクトを追加します。

    レポートは、ゲスト・フォルダに格納されているデータ・モデルを参照する必要があります。したがって、レポートとそのデータ・モデルを別の場所からコピーする場合は、必ず、そのレポートを開いてデータ・モデルを選択しなおし、レポートがゲスト・フォルダ内のデータ・モデルを参照するようにします。

    同様に、サブ・テンプレートやスタイル・テンプレートに対する参照も更新する必要があります。

  8. ゲスト・フォルダのデータ・モデルで使用されるデータソースに対するアクセス権を付与します。

Publisherにアクセスすると、ログオン・ページに「ゲスト」ボタンが表示されます。このボタンをクリックしたユーザーは、資格証明を入力することなく、選択したゲスト・フォルダのレポートを表示できます。