物理図の操作
Oracle BI管理ツールで、物理図ビューを開いて、表と結合のグラフィカル・モデルにアクセスできます。
物理図は通常、マルチディメンション・ソースではなく、リレーショナル・ソースおよびXMLソースで使用されます。マルチディメンション・ソースの物理図ビューには、キューブ表を非正規化表で表したものが表示されますが、マルチディメンション物理モデルでは主に、ディメンション、階層および列を使用して物理ツリーで作業を行います。
物理図には、物理表と結合のみが表示されます。接続プール、物理階層、レベルなど、物理レイヤーのその他のオブジェクトは表示されません。
物理図にアクセスするには、物理レイヤー・ツリー・ビュー(物理データベースや表など)のオブジェクトを右クリックし、「物理図」を選択します。その後、次のオプションのいずれかを選択します。
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選択されたオブジェクトのみ。選択したオブジェクトのみを表示します。結合は、選択したオブジェクト間に存在する場合にのみ表示されます。
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オブジェクトと直接結合。選択したオブジェクトと、それらのオブジェクトに結合している表を表示します。
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オブジェクトとすべての結合。選択したオブジェクトと、それらのオブジェクトに結合パスによって直接的または間接的に関連しているすべてのオブジェクトを表示します。スキーマ内のすべてのオブジェクトが関連している場合は、このオプションを使用することによって、1つの表のみを選択した場合でも、すべての表が図に表示されます。
この図は、物理図を示しています。
ツリー・ビュー内の1つ以上のオブジェクトを選択して、ツールバーの「物理図」ボタンをクリックすることによって、物理図を開くこともできます。

選択したオブジェクトのみが表示されます。結合は、選択したオブジェクト間に存在する場合にのみ表示されます。結合は、結合の1側に矢印が付いた線で表されます。
モデルの論理対物理マッピングをよりよく理解できるように、ビジネス・モデルとマッピング・レイヤー・ツリー・ビューで1つ以上のビジネス・モデル、論理表または論理表ソースを選択して、ツールバーの「物理図」ボタンをクリックすることによって、特定の論理オブジェクトに関連付けられている物理オブジェクトを表示できます。選択したオブジェクトに関連する物理オブジェクトのみが表示されます。論理オブジェクトを右クリックして、「物理図」サブメニューから「ビジネス・モデル内のオブジェクトと直接結合」を選択することによっても、同じ情報を表示することができます。他のいずれかの物理図表示オプションを選択することもできます。
物理図に表を追加するには、「物理図」ウィンドウを開いたままにし、追加する表を1つ以上右クリックします。その後、「物理図」を選択し、表示オプションのいずれかを選択します。
追加オプションは、物理図に表示されているグラフィカル表および結合の右クリック・メニューから選択できます。たとえば、オブジェクトの削除やオブジェクトのプロパティの表示、または右クリック・オプションの「直接結合の追加」、「選択内容全体に結合された表の追加」および「すべての結合の追加」を使用して、関連するオブジェクトの追加を実行できます。また、「ツリー表示での検索」を選択して、右ペインの物理レイヤー・ツリー・ビュー内で特定のオブジェクトを検索したり、オンライン・モードのオブジェクトをチェックアウトしたりできます。
物理図ビュー内のオブジェクトを右クリックして、「非表示」を選択し、図で特定のオブジェクトを非表示にすることもできます。非表示の効果は一時的で、永続するものではありません。
「ファイル」メニューの「印刷」および「印刷プレビュー」オプションを使用して、物理図の印刷オプションを管理します。ツールバーの「印刷」オプションを使用することもできます。
物理図を使用した物理結合の定義を参照してください。