サブジェクト領域の操作

プレゼンテーション・レイヤーでは、サブジェクト・エリアによって、ビジネス・モデルの様々なビューを様々なセットのユーザーに表示できます。

1つのビジネス・モデルからのコンテンツを使用して、サブジェクト領域に移入します。サブジェクト領域は、複数のビジネス・モデルにわたることはできません。

論理レイヤーからビジネス・モデルをドラッグ・アンド・ドロップすることで、サブジェクト領域を自動的に作成できます。

プレゼンテーション・オブジェクトの名前を変更すると自動的に別名が作成されるので、元の名前を使用した問合せも問題なく実行できます。

  1. プレゼンテーション・レイヤーでサブジェクト・エリアをダブルクリックします。
  2. 「一般」タブでサブジェクト・エリアの名前を変更できます。
  3. このサブジェクト・エリアに権限を設定するには、「権限」をクリックします。
  4. 「カスタム表示名」を選択して、セッション変数に基づいた名前を動的に表示し、「変換キー」フィールドを編集します。「カスタム説明」を選択して、セッション変数に基づいたカスタム説明を動的に表示します。

    これらのオプションは、通常はローカライゼーションの目的で使用されます。プレゼンテーション・レイヤー内で文字列を外部化し、「文字列の外部化」ユーティリティを実行すると、その結果にはセッション変数の情報および変換キーが含まれます。

  5. 「ビジネス・モデル」リストには、このサブジェクト・エリアのビジネス・モデルが表示されます。
  6. オプション「論理キーのエクスポート」を選択して、論理キーを他のアプリケーションに公開します。

    ほとんどの状況でこのオプションを選択する必要があります。多くのクライアント・ツールではキー列とそれ以外の列を区別するので、「論理キーのエクスポート」オプションを選択することで、クライアント・ツールからキー列のメタデータにアクセスできます。ただし、Oracle BIサーバーではリポジトリで定義された結合を使用するので、クライアント・ツールで問合せに追加した結合条件はすべて無視されます。

    Microsoft Accessのようにパラメータ化SQL問合せを発行するツールを使用している場合、「論理キーのエクスポート」オプションは選択しないでください。このオプションを選択していると、論理キーをエクスポートしない場合にはそのツールでパラメータ化問合せを発行できなくなります。

  7. オプション: 「潜在ファクト列」を設定します。
    この列は、2つ以上のディメンション表の列を含みメジャーを含まない場合、問合せに追加されます。この列は、結果には表示されません。これは、使用可能な代替またはコンテキストが複数存在する場合にディメンション表間のデフォルトの結合パスを指定するために使用されます。
  8. オプション: 「オブジェクト非表示の条件」フィールドで、このサブジェクト領域をアンサーおよびBIコンポーザの「サブジェクト領域ツリー」で表示するかどうかを制御する式を指定します。オブジェクトを表示するには、このフィールドを空白のまま(デフォルト)にします。
  9. オプション: 説明を入力します。この説明は、アンサーでサブジェクト領域のマウスオーバー・ツールチップに表示されます。
  10. 「プレゼンテーション表」タブで、このサブジェクト・エリアのプレゼンテーション表について、追加、削除、編集または並替えが可能です。
  11. このサブジェクト・エリアの別名を指定または削除するには「別名」タブを使用します。
  12. 「OK」をクリックします。