機械翻訳について

デフォルトのカーネルの変更

grubbyを使用して、GRUB2ブート・メニューの表示時にタイムアウト期間に達した後にGRUB2が起動するデフォルトのカーネルを設定します。

デフォルトのカーネルをRHCKからUEKに変更したり、UEKからRHCKに変更したり、特定のカーネル・バージョンに切り替えたりできます。

2つのオプションのいずれかに従って、GRUB 2でデフォルトのカーネルを設定できます。grubbyコマンドを使用して、次のいずれかを選択します:

  • grubby --set-defaultコマンドを使用して、デフォルトのカーネルを設定します。

    別のデフォルトのカーネルに切り替えるには、次のコマンドを実行して、選択したデフォルトのカーネルへのフルパスを必ず指定します:

    sudo grubby --set-default /boot/vmlinuz-5.15.0-208.159.3.2.el9uek.x86_64

    変更はただちに有効になり、システムのリブート後も保持されます。

  • grubby --set-default-indexコマンドを使用して、カーネル・ブート・リスト内の特定のインデックス・ポイントでカーネルと一致するようにデフォルトのカーネルを設定します。 grubby --infoコマンドを実行すると、索引値が表示されます

    たとえば、--set-default-index=0オプションを使用すると、次を実行して、デフォルトのカーネルをカーネル・ブート索引にリストされている最初のカーネルに設定できます:

    sudo grubby --set-default-index=0

例5-1 最新の使用可能なRHCKまたはUEKカーネルへの切替え

命名規則を使用して、/bootディレクトリで使用可能なUEKカーネルおよびRHCKカーネルを識別することで、デフォルトのカーネルを、いずれかのカーネル・タイプの最新バージョンを使用するように簡単に切り替えることができます。

  • システム上のUEKの最新バージョンに切り替えるには、次を実行します:
    sudo grubby --set-default $(ls /boot/vmlinuz-* | grep 'uek' | sort -V | tail -1)
  • システム上のRHCKの最新バージョンに切り替えるには、次を実行します:
    sudo grubby --set-default $(ls /boot/vmlinuz-* | grep -v 'uek' | sort -V | tail -1)

デフォルトのカーネルをそのカーネル・タイプに切り替えるように設定したあと、システムをリブートします。