OCFS2トレースの構成
次のコマンドおよびメソッドを使用して、OCFS2の問題をトレースします。
OCFS2の問題をトレースするコマンド
次のコマンドは、OCFS2の問題のトレースに役立ちます。
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debugfs.ocfs2 -l -
すべてのトレース・ビットとそのステータスをリストします。
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debugfs.ocfs2 -l SUPER allow|off|deny -
スーパー・ブロックのトレースを許可、無効化、または禁止します。
denyを指定した場合、トレースは、別のトレース・モード設定で暗黙的に許可されているとしても、許可されません。 -
debugfs.ocfs2 -l HEARTBEAT ENTRY EXIT allow -
ハートビート・トレースを有効にします。
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debugfs.ocfs2 -l HEARTBEAT off ENTRY EXIT deny -
ハートビート・トレースを無効にします。
ENTRYおよびEXITパラメータは、すべてのトレース・パスに存在するため、denyに設定されます。 -
debugfs.ocfs2 -l ENTRY EXIT NAMEI INODE allow -
ファイル・システムのトレースを有効にします。
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debugfs.ocfs2 -l ENTRY EXIT deny NAMEI INODE allow -
ファイル・システムのトレースを無効にします。
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debugfs.ocfs2 -l ENTRY EXIT DLM DLM_THREAD allow -
DLMのトレースを有効にします。
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debugfs.ocfs2 -l ENTRY EXIT deny DLM DLM_THREAD allow -
DLMのトレースを無効にします。
OCFS2トレース・メソッドおよび例
トレースを取得するには、まずトレースを有効にし、しばらくスリープしてから、トレースを無効にします。 不要な出力を回避するには、次の例に示すように、トレースの完了後にトレース・ビットをデフォルト設定にリセットします:
sudo debugfs.ocfs2 -l ENTRY EXIT NAMEI INODE allow && sleep 10 &&
sudo debugfs.ocfs2 -l ENTRY EXIT deny NAMEI INODE off
表示される情報の量を制限するには、問題の診断に関連するトレース・ビットのみを有効にします。
mvなどの特定のファイル・システム・コマンドがエラーの原因になっている場合は、次の例に示す一連のコマンドを使用してエラーをトレースできます:
sudo debugfs.ocfs2 -l ENTRY EXIT NAMEI INODE allow
mv source destination & CMD_PID=$(jobs -p %-)
echo $CMD_PID
sudo debugfs.ocfs2 -l ENTRY EXIT deny NAMEI INODE off
トレースは、マウントされたすべてのOCFS2ボリュームに対して有効になるため、適切なプロセスIDを把握することが、トレースの解釈に役立ちます。
詳細は、debugfs.ocfs2(8)マニュアル・ページを参照してください。