ファイル・システムおよびストレージ
ファイル・システムおよびストレージに関連する次の機能は、テクノロジ・プレビューとして提供されています。
DAXファイル・システムが使用可能
このリリースでは、DAXファイル・システムは、ext4およびXFSファイル・システムのテクノロジ・プレビューとして使用できます。DAXにより、アプリケーションは、そのアドレス空間に永続メモリーを直接マップできます。システムには、DAXを使用するために使用できるなんらかの形式の永続メモリーが必要です。永続メモリーは、1つ以上の不揮発性デュアル・インライン・メモリー・モジュール(NVDIMM)の形式でもかまいません。さらに、DAXをサポートするファイル・システムをNVDIMM上に作成する必要があります。ファイル・システムは、dax
マウント・オプションを使用してマウントする必要があります。次に、DAXマウントされたファイル・システム上のファイルのmmap
により、ストレージがアプリケーションのアドレス空間に直接マッピングされます。
NVMe-oF検出サービス
NVMe-oF検出サービス機能は、NVMexpress.org Technical Proposals (TP) 8013および8014で定義されています。これらの機能をプレビューするには、nvme-cli 2.0
パッケージをインストールし、TP-8013またはTP-8014を実装するNVMe-oFターゲット・デバイスにホストをアタッチします。TP-8013およびTP-8014の詳細は、https://nvmexpress.org/developers/nvme-specification/ WebサイトのNVM Express 2.0 Ratified TPsを参照してください。
NVMe-oFはUEKでサポートされています。
nvme-stas
パッケージ
Linux用のCentral Discovery Controller (CDC)クライアントであるnvme-stas
パッケージは、次の機能を処理します。
-
非同期イベント通知(AEN)
-
NVMeサブシステムの自動接続制御
-
エラー処理およびレポート
-
自動(
zeroconf
)および手動構成。
このパッケージは、Storage Appliance Finder (stafd
)とStorage Appliance Connector (stacd
)の2つのデーモンで構成されます。
NVMe 8006インバンド認証
NVMe over Fabrics (NVMe-oF)のインバンド認証であるNon-Volatile Memory Express (NVMe) TP 8006は、テクノロジ・プレビューとして使用できます。NVMe Technical Proposal 8006では、NVMe-oFのDH-HMAC-CHAP
インバンド認証プロトコルが定義されています。詳細は、nvme-connect(1)
マニュアル・ページのdhchap-secret
およびdhchap-ctrl-secret
オプションの説明を参照してください。
インバンド認証は、UEK R7U2で完全に利用できます。
io_uring
非同期I/Oインタフェース
使用可能ですが、io_uring
非同期I/Oインタフェースはデフォルトで無効になっています。この機能を有効にするには、sysctl
コマンドの実行時に、kernel.io_uring_disabled
変数を次のいずれかの値に設定します:
-
0
: すべてのプロセスで、通常どおりio_uring
インスタンスを作成できます。 1
:io_uring
の作成は、権限のないプロセスでは無効です。この設定では、io_uring_setup
は-EPERM
エラーで失敗します。正常に完了するのは、呼出し側プロセスがCAP_SYS_ADMIN
機能によって権限付与されている場合のみです。ただし、既存のio_uring
インスタンスは引き続き使用できます。-
2
(デフォルト):io_uring
の作成は、すべてのプロセスに対して無効になります。この設定では、io_uring_setup
は常に-EPERM
で失敗します。ただし、既存のio_uring
インスタンスは引き続き使用できます。
この機能を使用するには、匿名inodeに対してmmap
システム・コールを有効にするSELinuxポリシーの更新バージョンも必要です。
io_uring
のサポートはUEK R6U3のUEKで提供されています。