アイデンティティ管理および認証
次のアイデンティティ管理および認証機能は、Oracle Linux 9では非推奨です。
PAMコンソール
pam_console
モジュールは非推奨です。これは、物理コンソールまたは端末でログインしているユーザーにファイル権限と認証を付与し、コンソールのログイン・ステータスとユーザー・プレゼンスに基づいてこれらの権限を調整します。
BDBバックエンド(389-ds-base)
Berkeley Database (BDB)バックエンドは、389ディレクトリ・サーバーである389-ds-base
パッケージで非推奨です。かわりに、ディレクトリ・サーバーは、テクノロジ・プレビューとして使用可能なLightning Memory-Mapped Database (LMDB)を使用してインスタンスを作成できるようになりました。
sss_ssh_knownhostsproxy
System Security Services Daemon (SSSD)パッケージのユーティリティであるsss_ssh_knownhostsproxy
は非推奨です。
SSSDのfilesプロバイダ
/etc/shadow
などのローカル・ファイルからユーザー情報を取得し、/etc/groups
からグループ情報を取得するSSSDのfiles
プロバイダは非推奨であり、Oracle Linux 9ではデフォルトで無効になっています。
SSSDを使用してローカル・ファイルからユーザー情報およびグループ情報を取得するには:
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SSSDを構成します。次のいずれかのオプションを選択します。
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sssd.conf
構成ファイルでid_provider=files
オプションを指定してローカル・ドメインを明示的に構成します。[domain/local] id_provider=files ...
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sssd.conf
構成ファイルでenable_files_domain=true
を設定して、files
プロバイダを有効にします。[sssd] enable_files_domain = true
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ネーム・サービス・スイッチを構成します。
sudo authselect enable-feature with-files-provider
OpenLDAPユーティリティ・オプション
OpenLDAPプロジェクトでは、ユーティリティの-h
および-p
オプションは非推奨です。かわりに、-H
オプションを使用してLDAP URIを指定することをお薦めします。