5 Cephの用語

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ブロック・デバイス

シンプロビジョニングされたブロック・デバイスとしてCephストレージへのアクセスを提供するCephコンポーネント。アプリケーションがブロック・デバイスに書き込むと、Cephは、Ceph Storage Cluster間でデータのレプリケートおよびストライプ化を行うことによって、データ冗長性を実装し、I/Oパフォーマンスを強化します。

RADOSブロック・デバイスまたはRBDとも呼ばれます。

BlueStore

Ceph OSDのデフォルトのストレージ・バックエンド。

Cephクライアント

Ceph Storage Clusterを構成およびデプロイするためのCephコマンドライン・インタフェース・ライブラリを格納できるホスト。Cephクライアントは、Ceph Storage Clusterのメンバー・ノードである必要はありません。

管理ノードとも呼ばれます。

Cephマネージャ(ceph-mgr)

Ceph Storage Clusterのノードについてレポートするために外部モニタリング・ツールによって使用されるCephコンポーネント。Ceph Storage ClusterノードでCephモニターを実行するものと同じノード上で実行されます

マネージャとも呼ばれます。

Cephモニター(ceph-mon)

Ceph Storage Clusterのアクティブおよび失敗したノードの追跡に使用されるCephコンポーネント。

モニターまたはMONとも呼ばれます。

Ceph OSD (ceph-osd)

OSDへのアクセスを提供するCephコンポーネント。

Ceph OSDデーモンとも呼ばれます。

Ceph Storage Cluster

クラスタ・ノード間のMONおよびOSDデータを格納するCephコンポーネント。

Cephオブジェクト・ストアRADOSクラスタまたはReliable Autonomic Distributed Object Storeとも呼ばれます。

ノード

Ceph Storage Clusterのメンバーであるホスト・システム。

オブジェクト・ゲートウェイ

Cephクライアント、OpenStackおよびSwiftクライアントにOSDデータを示すためにAmazon S3およびOpenStack Swift互換APIを使用できるRESTfulゲートウェイを提供するCephコンポーネント。オブジェクト・ゲートウェイは、Ceph Storage Clusterのノード上で構成されます。

RADOSゲートウェイまたはRGWとも呼ばれます。

オブジェクト・ストレージ・デバイス(OSD)

物理デバイスまたは論理ユニット(LUN)上のストレージ。デフォルトの管理システムはBlueStoreです。OSD上のデータを、スナップショット機能を利用するBtrfsファイル・システムとして構成することをお薦めします。ただし、XFSおよびBlueStoreも使用できます。