VM対話操作のコンソールの構成

VM [名前]ページでは、Cockpit管理者はVM対話操作用に最大3つの異なるコンソールを構成できます。こうしたコンソールには、VNCコンソール、シリアル・コンソール、およびデスクトップ・ビューアが含まれます。3つのすべてのコンソールで、管理者は物理マシンと同じ方法でVMインスタンスの対話操作を実行できます。

前提条件

  • Cockpit Webコンソールがインストールされていて、アクセスできる必要があります。

    詳細は、トピック「Cockpitのインストールおよび有効化」と「Cockpit Webコンソールへのログイン」を参照してください。

  • Cockpit-machinesアドオン・アプリケーションがWebコンソールにインストールされていることと、Oracle Linux仮想化パッケージがホスト・システムにインストールされていて有効化されていることが必要です。

    詳細は、「Cockpit-Machinesのインストールと仮想化の有効化」を参照してください。

  • ホスト・システムで仮想マシン・インスタンスが実行されている必要があります。

ステップ

Cockpit Webコンソールを使用して、3つのコンソールのいずれかを使用してVMインスタンスとの対話操作をするには、次のステップを実行します。

  1. ナビゲーション・ペインで、「仮想マシン」をクリックして、目的の仮想マシンの名前をクリックします。

    仮想マシン[VM名]ページが表示されます。

  2. 仮想マシン[VM名]ページで、「コンソール」セクションに移動して、ドロップダウン・リスト・ボックスから次のいずれかを選択します:

    VNCコンソール(デフォルト) 選択すると、「コンソール」セクションにグラフィカルなVNCコンソールが表示されます。

    このVNCコンソール・ウィンドウから、キーボードとマウスを使用してVMインスタンスとの対話操作を実行できます。

    次の属性のいずれかを必要に応じて編集します:
    • 拡張[]リンクをクリックして、VNCコンソール・ウィンドウをフル・ページにサイズ変更します。
    • キーの送信をクリックして、通常はブロックされるキーの組合せをVMインスタンスに渡します。

      たとえば、Ctrl+Alt-Delを送信するには、リストからCtrl+Alt-Delのキーの組合せを選択します。

    • 「切断」または「再接続」を必要に応じてクリックして、VNCコンソールを切断するか、VNCコンソールを再接続します。
    デスクトップ・ビューア

    ノート:

    デスクトップ・ビューアは、ほとんどのOSで使用できます。一部のブラウザ拡張機能およびプラグインにより、WebコンソールでVirt Viewerが開けなくなります。
    初回使用時: virt-viewerユーティリティをインストールします:
    sudo dnf install virt-viewer

    選択すると、「コンソール」セクションにデスクトップ・ビューアが表示されます。

    このデスクトップ・ビューアから、キーボードとマウスを使用してVMインスタンスとの対話操作を実行できます。

    次の属性のいずれかを必要に応じて編集します:
    • 拡張[]リンクをクリックして、デスクトップ・ビューア・ウィンドウをフル・ページにサイズ変更します。
    • キーの送信をクリックして、通常はブロックされるキーの組合せをVMインスタンスに渡します。

      たとえば、Ctrl+Alt-Delを送信するには、リスト・ボックスからCtrl+Alt-Delのキーの組合せを選択します。

    • 「切断」または「再接続」を必要に応じてクリックして、デスクトップ・ビューアを切断するか、デスクトップ・ビューアを再接続します。

    ノート:

    デスクトップ・ビューアは手動で起動できます。「コンソール」セクションに記載されている「手動」の手順を実行します。
    シリアル・コンソール

    ノート:

    シリアル・コンソールのオプションは、ホスト・マシンまたはVMがグラフィカル・インタフェースで構成されていない場合に役立ちます。
    選択すると、「コンソール」セクションにシリアル・コンソール・ウィンドウが表示されます。

    このシリアル・コンソール・ウィンドウから、キーボードとマウスを使用してVMインスタンスとの対話操作を実行できます。

    次のいずれかを必要に応じて実行します:
    • 拡張[]リンクをクリックして、シリアル・コンソール・ウィンドウをフル・ページにサイズ変更します。
    • 「切断」または「再接続」を必要に応じてクリックして、シリアル・コンソールを切断するか、シリアル・コンソールを再接続します。