サービスの表示と管理
Cockpit管理者は、「サービス」ページを使用して、ホスト・システムで実行されているサービスを監視および管理できます。たとえば、「サービス」ページには、サービスのアクティブ化または非アクティブ化、サービスの再起動またはリロード、起動時の自動起動プロパティの管理に対応するプロパティが含まれています。「サービス」ページには、変更するサービスが見つけやすくなるフィルタも用意されています。サービスの名前は、読みやすい表形式で表示されます。各行には、サービス名、説明、状態および自動起動の動作が表示されます。「サービス」ページの上部にあるタブでは、サービス、ターゲット、ソケット、タイマーおよびパスのビューに切り替えることができます。
ノート:
Cockpitは、ホスト・サービスのプロセスを管理するためにsystemd
を使用します。
前提条件
- Cockpit Webコンソールがインストールされていて、アクセスできる必要があります。
詳細は、トピック「Cockpitのインストールおよび有効化」と「Cockpit Webコンソールへのログイン」を参照してください。
- 管理者権限。
ステップ
Cockpit Webコンソールを使用して、ホスト・システムのシステム・プロセスの動作を表示および管理するには、次のステップを実行します:
- Cockpitのナビゲーション・ペインで、「サービス」をクリックします。
「サービス」ページが表示されます。
- 「サービス」ページで、目的の
systemd
サービス・タイプ・タブをクリックします。たとえば、「サービス」、「ターゲット」、「ソケット」、「タイマー」および「パス」などサービス・プロセスのリストは、次のように表形式で表示されます:列 表示 1 サービス・プロセスの名前。 2 サービス・プロセスの説明。 3 サービス・プロセスのステータス。 4 サービス・プロセスの動作状態。 - 選択したサービス・タイプのタブ・ページで、次のいずれかの操作を実行します:
ページ出力のフィルタ 次の基準でページ出力をフィルタします: - ユーザーまたはシステム・プロセス - 「システム」または「ユーザー」をクリックします(ページの右上)。
- プロセス名または説明 - テキスト・ボックスに、目的のプロセス名またはプロセスの説明を入力します。
- アクティブなプロセス状態またはファイル・プロセス状態 - 「アクティブ状態」ドロップダウン・リストまたは「ファイル状態」ドロップダウン・リストから、目的の状態を選択します。
動作状態の変更 次のステップを実行します: - 表の最初の列で、目的のサービス名を選択します。
service-nameページが表示されます。
-
server-process-nameページで、適切なアクションを実行します:
- プロセスをアクティブ化または非アクティブ化するには、アカウント・サービスのトグル・スイッチをオンまたはオフにします。
- プロセスを開始、停止またはリロードするには、アカウント・サービスの追加アクション[⋮]メニューをクリックします。
システム・ログの表示 次のステップを実行します: - 表の最初の列で、目的のサービス名を選択します。
service-nameページが表示されます。
-
service-nameページで、「サービス・ログ」パネルに移動して、すべてのログの表示をクリックします。
タイマーの作成(タイマー・タブのみ) 「タイマー」タブで次のステップを実行します:
- ページの右上にあるタイマーの作成をクリックします。
タイマーの作成ダイアログが表示されます。
- タイマーの作成ダイアログで、必要なプロパティを構成します。
systemd
タイマーの作成の詳細は、『Oracle Linuxでsystemdを使用』の「Systemdタイマー・ユニットの処理」を参照してください。