非アクティブ・セッションのタイムアウトの設定

デフォルトでは、Cockpitは自動的に非アクティブなユーザー・セッションを期限切れにしません。無人セッションの不正使用を防止するには、非アクティブなユーザー・セッションが期限切れになるまでの期間を指定することを検討してください。

前提条件

  • Cockpit Webコンソールがインストールされていて、アクセスできる必要があります。

    詳細は、トピック「Cockpitのインストールおよび有効化」と「Cockpit Webコンソールへのログイン」を参照してください。

  • 既存のcockpit.confファイルは/etc/cockpit/ディレクトリに保存する必要があります。

    重要:

    Cockpit構成ファイル(cockpit.conf)は、システムに必要なファイルまたはシステムが指定したファイルではありません。それがまだ存在しない場合は、この手順のステップを実行する前に、ファイルを手動で作成する必要があります。このファイルの使用方法の詳細は、cockpit.conf(5)のマニュアル・ページを参照してください。
  • 管理者権限。

ステップ

CockpitのターミナルCLIを使用して、次のステップを実行し、Cockpit構成ファイルでセッション・アイドル・タイムアウト期間を構成します。

  1. Cockpitのナビゲーション・ペインで、「端末」をクリックします。
  2. 「端末」ページで、/etc/cockpit/ディレクトリのcockpit.confファイルをテキスト・エディタで開きます。次に例を示します:
    sudo vi /etc/cockpit/cockpit.conf
  3. 次の情報をcockpit.confファイルに追加します:
    [Session]
    IdleTimeout=value

    IdleTimeoutプロパティは、Cockpitの非アクティブなユーザー・セッションが自動的にログアウトされるまでの時間を分単位で指定します。

  4. IdleTimeoutプロパティを設定するには、次のいずれかを実行します:
    • IdleTimeoutプロパティを無効にするには、value0に設定します。例: IdleTimeout=0

      -または-

    • IdleTimeoutプロパティを有効にするには、ユーザー・セッションがタイムアウトするまでの許容時間(分単位)を反映するように値を設定します。たとえば、ユーザーがログアウトするまでの非アクティブ時間を1時間に設定するには、値を60に設定します。(IdleTimeout=60)。
  5. cockpit.confファイルに変更内容を保存します。
  6. Cockpitを再起動して、構成ファイルの変更を有効にします。
    sudo systemctl try-restart cockpit