0.5.3 (2016年5月25日)

カーネル・リリース:

4.1.12-43.el6uek

新機能:

  • perf-eventsをDTrace SDTプローブとして表示できるようになりました。この機能は、カーネルでデフォルトで有効になっています。このプローブはperf-eventsと同じ名前で表示され、新しいperf SDTプロバイダでグループ化されます。

    現在の実装では、perf-events DTraceプローブは、標準のDTrace SDTプローブとは異なり、引数の型情報を提供しません。

バグ修正:

  • sparc64では、SDTプローブ・トランポリン用に確保されているメモリーの処理のためにsdt DTraceマルチプロバイダ・モジュールをアンロードおよびリロードすることによって、システムをクラッシュさせる可能性がありました。このバグは修正されました。

クラッシュの修正:

  • 捕捉したプロセス(ustack()など)の終了と同時にdtrace(1)が終了した場合、デッドロックまたはクラッシュが発生し、アサーション失敗またはセグメンテーション・フォルトが発生する可能性がありました。